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ろめ日々の雑記=すなわちその日どんなネタを考えていたか、と化している妄想屋の日々の戯言



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 『天翔ける風に』を観てきましたよ。クリエにて。朝海嬢と彩乃嬢がワタシを呼んでいる。

 さて…遠い記憶を遡りましょう。今回のこのクリエ公演、天翔ける風に、としては4回目の上演になります。初演から3回目までは主役の英はずっと香寿嬢。何を隠そう初演のBS放送を私、観たんですなあ。ちなみに生の舞台は母上が観に行って「よかったよ~」と言いました。なので録画したんですけど。そして当時多感な少女のワタクシは、ちょうど罪と罰を読了した頃だったこともあって、がっつり、真剣に、もう当時としてはビックリするくらい真面目におうちでビデオを観たわけであります…。

 ああ、そういえばこういう話だったわ。

 今日観てみて初演の記憶というものを思い出すに、私、英と才谷の話は覚えていたんです。メインストーリーだ、そら当たり前だ。妹ちゃんがものっすっごく良い役なのは覚えていましたがどんな役だったかは全く覚えていませんでした。おいこら。したがって溜水氏は記憶から削除しておりました。………と思ってましたが、智ちゃんの「私は殺してしまう」は聞いた覚えあったわ~!都氏の存在は記憶しておりました。が、歌を覚えていませんでした。父と母は…全くなにも…覚えてイナイ…

 何よりも、私の記憶の中でこのミュージカル、十字路での告白で終わっているのです。「彼方へ」というセリフを覚えているのにもかかわらず。たぶん多感な少女のワタシには、彼があの人物であるが故のあの終わりが許せなかったのだと思います。

 ところで、キャストも変わったけど演出とかも相当変わった…んだよね?なんかとっても初演が観たくなりました。今度実家にいったら探してみようと思います。いや、今回がどうのって言うより、もちろん10年分くらいの私の積み重ねもあるんですが、なんか伝わってきたものが違う気がして。どのくらい演出変わったのかなあと思うのですよ…。

 とりあえず朝海嬢の髪型が予想以上に違うところでツボすぎて、しばらく集中してなかったとか(爆)、彩乃嬢がカゲに回っても「ぬし、歌っておるな…」とハッキリわかるあたり私なんだかもう。
 『ロミオとジュリエット』を観て来ましたよ。星組、Bパターンの初日でした。

 ……………やばいっ、理想の青チーム3人の関係性がここに…と思いました。つうか良かったの、紅氏のベンちゃんと天寿氏のマーさん。物語的に。芝居食い的にやばかった。だって今までなんていうか3人対等っていうか同じくらいに仲良いの観たことないんだもん(暴言)。なんか2人ずつ組み合わせていくと、どっかのふたりの組み合わせは「いや…なんで友人なの?」って感じだったんだもん。それで言うとこのBパターンの青チームは完全に3人で友達。どの2人同士でも絶対友達。ていうかそれ以上に、単に兄弟!こいつら兄弟!ちなみに長男ロミオ(オトナ!)、次男ベンヴォーリオ(最近落ち着いてきた)、三男マーキューシオ(高校デビュー中)………って思いました(爆)。骨太さと身長が相まって、天寿氏がとっても「少年」に見えるの…可愛い…っ。青年な兄ちゃんズがいて、まだ少年かつ今まさに反抗期高校デビュー中のマーさん……なんだそれ面白いじゃないか。紅氏がマーさん経験者で、かつ涼氏ベンちゃんに守ってもらった経験からのお兄ちゃんベンちゃんの役作りがなんかすっごい良くて!バランスが絶妙すぎてこのBパターン青チーム3人…とにかくまあ、好みでした。という話。好みでした。ロミオとジュリエットって話の青チーム3人としてめっちゃくちゃ好きでして…くらくらくら。あー観たい。もっかい観たい。観ーたーいー。

 と、すごくツボにハマってしまったので僕は怖いの出だしの「兄弟より~」が「うん、兄弟だよね、うんうん」とめっちゃ納得したのでした。柚希氏は今日すっごい張りつめた感じでした。役替わり初日だからな…全神経がピーン!って張ってる感じの。ていうか僕は怖いとか悲愴感がすごかった…。わぁあああぁ。夢咲嬢は初演の時より今回の方がビジュアルが好きです。大人な方がかわいい。あと壱城氏のパリスは普通に良い男すぎて、パリスとしては間違ってるけど結婚したいぜなヒトでした。派手好きだけどね。おかげで乳母のセリフに説得力のあることあること…。そんな乳母・美城氏…いや美城嬢?素敵でした。音の変更もうまくまとまってたしな~。ああいう乳母に甘えたい。

 ロミジュリに関しては観倒してるので語ることはいっくらでもありますが、とにかくこのBパターンの青チームが大好物すぎて今脳内がどうしよう。ああそうだ、寝よう。良い夢観よう。

 ちなみにツボると言えばやっぱりベルツッチオ@緒月氏が大好きすぎるのか、木曜の夜のバスの中で夢に出て来ました。ということは今夜は青チームが!?

 すげーネタにするしかないトンデモな出来事もありましたが、舞台がふたつともすっごく楽しかったので総合的に超楽しい遠征でした。ふっふふー。
 『フォーエバー・ガーシュイン』を観て来ましたよ。花組です。若手バウです。芹香氏初主演です。ついでに野口センセもデビュー作です。わあ~、やる気に満ち溢れてるぅ。んで私は従妹殿が出てるのできゃっきゃと遠征…。

 面白かった。ネタ盛りだくさんなわりにはまとまってるし、「ほぼショー」の言葉通りショーシーンは満載だし、ていうかガーシュインの曲みっしりだし、生ピアノが良い感じだし、ひとが色々しょっちゅう出てくるので下級生ファンにもやさしい♪ てなわけでかなり満足な作品だったと思うのですが、ただひとつ問題点が。タカラヅカ、してない気がするんだよなあ。それはなんつうか、2番手誰だ!とヒロイン…ヒロイン!?という点で。………どっちも天真氏な気がするんだよなあ(笑)。まあ、いいのか。バウだから。

 ざっくり感想。芹香氏。星男だなー!その色男っぷりはかなり好きさ。落ちた花を華麗に拾ったあたり実にカッコ良かった。仙名嬢。そもそも脚本がヒロインしてないからすごい演じにくかったんじゃなかろうか。ケイがどうしたいのかいまいち不透明でしたがそれは仙名嬢のせいではないな。恋愛フラグが立ったような立たないような、まあしかし不倫全開ではなくとどまってしまう辺りが妙にリアルでそういう意味では納得でした。瀬戸氏。1幕観て「えっと…2番手…?」ってなって2幕観て「つか…別格??」ってなってそういう意味では仙名嬢よりワリ食ってたような気がしなくもない。あっここ3人全員「せ」だ(大発見みたいな…)。桜嬢は安定した良い女優だな~。柚香氏。ネームバリュー的にはNo1のフレッド・アステア…美味しいけど話を動かすってよりは「華」な役。それで言えば華耀嬢が素敵な「ねえちゃん」アデールでした。あっここ3番手!?ってなったのは水美氏。狂言回し的なのでそらそうか。まだまだカタい感じですが今後に期待かな~。華雅嬢がきゃぴっとした役でしてそれよりショー場面の方が印象的な。そんな華雅嬢のお兄ちゃんが飛龍氏なのですが、下級生っぷりとヘタレな感じが実にマッチしていて、美味しい~役だし、良かったね!とすごく思いました。文化祭からうまくなったなあ…。イケメンになってきたし。そのまま頑張っておくれ。

 なかなか皆役名ありではちょこっとの出番なのに…いやだから?キャラ立ってる感じで印象に残りやすかったように思います。そんで群衆的なのとかショーシーンでわらわら出てくるしな~。下級生ウォッチング楽しかった~。美花嬢の船員さんには笑わせてもらいました。シーン自体はアデュー・マルセイユだったけど…それ言うならラストは花ファントムだったけど…。

 従妹ちゃんは元気にやっておりました。フィナーレが可愛すぎてきゅんきゅんしました。色っぽい!けど可愛い!それ大事だからああああ!と客席で興奮(おい)。やー、良いもの観たわー。

 そんな感じで遠征第いちにちめ。ふふふ。
 『モンテ・クリスト伯/Amour de 99 !!』を観て来ましたよ。宙組です。

 いやあ、オペラで悠未氏と緒月氏を追っかけ、凰稀氏をボンヤリ眺めてたら全部終わってたね!なんたるテキトーな観方だ。いや、ちゃんと98期ウォッチングとか娘役ちゃん達の頭観賞会とかもしましたよ。宙組はなんだかんだ言って長年それなりに観てるので、知った顔はいっぱいいます。…私の情熱が低いだけで(爆)。

 さて、ハッピー・エンドのモンテ・クリスト伯をメンドウなところは端折りまして楽しくご紹介致します!な芝居を美味しく頂きました。エドモン@凰稀氏は純粋な子がこじれると大変よね、って感じでしたし、メルセデス@実咲嬢は出すべき強さを出せてて良かったんじゃないでしょか。悪人3人がそれぞれらしい行動と末路な配役で楽しかったです。ダングラール@悠未氏は金の亡者ではあるんだけど人を愛するココロはお持ちですし。ヴィルフォール@蓮水氏は神経質そうだし保身のためにアレがコレだからソレになったらそりゃそうなるよなあ、とか(何が言いたいんだかさっぱりわからん)。フェルナン@朝夏氏はそーいう歪んだ執着心でそっちに走っちゃうのがわかるなあ、と。芸風と今回の役柄がイイ感じにマッチしてたなあ、と。マッチしてたといえば、マッチしてるのもさることながら観てるこっちが色々重ねちゃうので素かよ、的に美味しく頂いてしまったベルツッチオ@緒月氏。映像に映らないだろうので小芝居ガン観しときました。ところでルイジ・ヴァンパ@七海氏よりも手下ズの方が美味しい役だったのは仕様ですか。七海氏がなんか今回古風な化粧してて古風な感じでした。今回奥様ズ面白かったなあ。ダングラールの妻エルミーヌ@愛花嬢もそんな終わり方するんかよお!となりましたし(そして悠未氏がいい感じだった)、ヴィルフォールの妻エロイーズ@純矢嬢は徹頭徹尾悪女!が素敵でございます。そしてエデ@すみれ乃嬢はまさかの過去のやんちゃ(やんちゃ言うない)が似合いそうなあたりどうしたら。

 メンドウなところは端折りまして楽しくご紹介!なのでテンポが基本的に早いです。のでファリア司祭が軽いご登場をしたり、「利子も無しで…!?」が余韻が足りなかったりするのがちと残念なところ。まあしかしうまくまとめてハッピーエンドに持ってったな、というのと、いつもの手段ですが現代人グループの紹介があくまで軽いまんまで最後まで行ったのが逆に良かったな~などと思ったり。もともと重い話ですからね。そしてハッピーエンドになったから、そりゃ若カップルはいらないのだなあとか。希望を捨てるな、というメッセージには最終的にたどりついてるからいいのか。

 ショーは今回、99周年お祝いレビューなので、過去の作品から名シーンを紹介して再演、という形になっております。……楽しかったわ。個人的にはザ・ストームがシーンとしてかなり好きです。最近のだとああいうカップル群舞になってくれないからなー。カップルいっぱいってときめくよね。てなわけでもちろんパッシイの館も好きですよ。あとパイナップルの女王が美脚すぎてガン観でしたガン観。私は間違ってない。脚ガン観しすぎてロケットちゃん達チェックするの遅れたけど仕方ない。女王が長々いるのがいけない。

 ところでベルツッチオなんですけど、ここまで直球で「お前ダンテスのこと好きだなー」って描かれると、妄想してもいいんですけど別にいっかって気になるのはきっと多分演者のせいなんでしょうねえ。いやだって今後も想像つくじゃない?あのふたりなら大して変わらないさ。エドモンがちょっと昔(出会う前)みたいに純粋で素直度があがってかわいこちゃんになるだけだろ。うん。まあ逆に、あのふたりでその役だからこそ、ベルツッチオは本気でダンテスのこと好きなんだな、ほんとに「好き」だけなんだろな、とかも分かるわけですが。命の恩人だとか仕えるってことで主従関係はあるっちゃそうですけど、それより単純にただ放っとけなかったんだろうな、って。かわいそうでかわいくて、助けてあげたかったんだろうな、って。楽観的に前向きに人生楽しく生きてるベルツッチオからすれば、考え方を変えればきっと幸せになれるだろうのに、復讐ばっかり考えてるダンテスがもったいなかったんだろうな、って。彼、すごく良心な感じで描かれてるんでねえ…。不器用に、おどけないとなかなか照れ臭いのですぐ茶化してしまいますが、本気で心配してるのがどう見てもわかるのでねえ…。良い友人が出来たね、ダンテス。こーいうひとにこそ本気で「ほら結婚の証の首飾りなんだ~♪」ってのろけていいんですよ(爆)。あの親友(?)たちじゃなくてね。

 馬油が効きまくって、小指に痛みはほとんどないのです。肌荒れにも効果ありそうな感じなので、私の可哀相な右手小指ちゃんは、しばらく馬油まみれにすることに致します。会社にももってこー。
 だいたいそんな感じの発音。

 『マイ・フェア・レディ』を観て来ましたよ。日生劇場で、イライザは霧矢嬢です。

 こーいう話だったのか、マイ・フェア・レディ。何せ話を漠然としか知らない。曲も知らない。と思ってたら「踊り明かそう」ってこの曲なのー!?という新鮮なオドロキ。

 今回は新演出+新訳、ということで、ずいぶん現代的な仕上がりになったのじゃないかと思います。前の知らないけど。一度も観たことないけど。少なくとも日は東ひなたにひなげしはすーごく分かりやすく何を勉強してるのかわかる歌でステキ。ちなみに今日のタイトルは「ございます」でございます。

 とりあえず、ヒギンズ教授@寺脇氏は彼の芸風の軽みと愛嬌がイイ感じでアホで可愛い男でした。いや可愛げはあるけどアホだよ。そしてむかつく。けどまあ可愛くなくはない。それでいいんじゃないかなあ、教授。そんなアホ可愛い教授の相方紳士ピッカリング大佐@田山氏は癒し系でした。そしてさらに恋に目がくらんでいる真っ最中の可愛いバカ・フレディ@平方氏はこれも芸風勝ちっていうか、深刻になりすぎない軽みがやっぱりいい感じでした。で!ミュージカル初挑戦とは思えない父ちゃんドゥーリトル@松尾氏。いるよなー。こーいう父ちゃん。ていうかこういう父ちゃんだからイライザがああいう娘になったんだなーと思いました…反面教師的な意味で。この父ちゃんがまたいい感じだったのですよ。男ズのバランスは実に良かったように思います。

 ピアス夫人@寿サマはさすがの貫録で、ヒギンズ夫人・おかーさま@江波サマからはすんばらしードヤ顔いただきました。で、イライザ@霧矢嬢ですよ。イライザ。かわいい。江戸弁コックニーも淑女ツンツンも可愛い。そして最初から意志のあるおんなのこ。かわいい。イライザの歌ってすっげー難しいのね…。そして音域的に地声か裏声か歌声か迷うところが多い。おかげで霧矢嬢の聞いたことない音域聞きましたよ。そうかあ、こういう声なんだ~。

 あ、マイ・フェア・レディなアフタヌーンティーにはこないだ行ってきちゃいました。みどりいろのアフタヌーンティーでした。舞台で霧矢嬢もみどり着てました。私緑色だいすき。ふふ。もっかい行っても良いくらいな舞台だしアフタヌーンティーでしたが、どちらも二度目の予定はございませぬ。
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