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ろめ日々の雑記=すなわちその日どんなネタを考えていたか、と化している妄想屋の日々の戯言



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第三回HoMe読書会の10巻の範囲、……の直後にあるA稿、に含まれるヴァラール会議をとてもとてもとても雑に要約しました。
※ワタクシ悠樹の英語読解能力は信用ならない
※雑すぎる要約ゆえヴァラールがビックリするほどテキトーな態度
以上の点に留意してお読みください。




ミーリエルを亡くしたフィンウェが
「私、こどもがたくさん欲しいんです><
 でもこどもつくる相手である妻が死んじゃって、しかも絶対戻って来ないんです…!
 どーしたらいいんですか!?」
と訴えたことによって離婚と再婚の法ができました。

フィンウェとミーリエルについての法令
・伴侶が死に、その死んだ伴侶が自らの意志でマンドスに留まり続ける場合、生きて残された伴侶は再婚してよい
・生きている伴侶が再婚した場合、死んだ伴侶が再びマンドスを出ることは許されない
・ので、これら全ては両者の同意に基づきます。ヴァラール暦10年間はいつでも撤回できるよ!よく考えて!

というものなんですが、これを決めて発令するまでに、ヴァラールは白熱した討論を繰り広げていたようで…
以下会議の内容を大掴みで覗いてみましょう。

マンウェ「影なきアマンでの死が悲しみや禍を呼んでます。
ミーリエルが「死んじゃった」のって『傷ついたアルダ』の影響だと思うので、じっくり考えよっか。意見のあるひとー?」

アウレ「はーい。『傷ついたアルダ』起因とは違くない?
フェアノールがスゴすぎるから、産んだ母のミーリエルが疲れすぎちゃったんじゃないの?
私、これ私たちに見えなかった『大いなる主題』の先のアルダの物語の重要事項だと思う!
エル起因で偉大な子が産まれて、それが今後の幸福のためなら、ちょっとした犠牲は仕方ないんじゃないかなーって」

ウルモ「エル起因なら死が悲しみや禍を呼ぶことはなかろうが。
フェアノールの誕生はエルの意図したところであろうが、実際にミーリエルは死んで、その死から今現在悲しみや禍が生まれている。
だいたい大元原因の『傷つけるもの』メルコールは今このアマンにいるのだし」

ヤヴァンナ「ウルモに賛成。アウレあなた間違ってるわよ。
だってわたしたちアイヌアはアルダの外、エル起因で現れたけど、エルの子らはアルダで産まれてアルダで育つのよ?
そのアルダが『傷ついたアルダ』なんだから、やっぱり何か影響あるわよ。
ミーリエルが死ぬほど疲れちゃったのって不自然だと思うわ」

ニエンナ「わたくしはアウレの言うことにも真実はあると思います。
ミーリエルの身体から魂が離れたのは不思議なことではあるけれど、そも、死というのは『大いなる主題』の内にあり、同時に『傷ついたアルダ』においては悲しみでもあるでしょう。
エルは死の導く先に良い事柄があると意図されたでしょう。
『傷ついたアルダ』でもたらされる死は禍を招くようですけれど」

マンウェ「うん…、『大いなる主題』の内の死と『傷ついたアルダ』での……『傷つけるもの』起因の死を混ぜて考えちゃいけないね。
『傷つけるもの』起因の死は悪意で、不吉で、悲しみや禍に辿り着く。
エル起因の死は不吉なものではないし、悲しみを通ってもすぐに癒されるべきものだ。
私たちは正義としてこの法を定めるけど、『傷ついたアルダ』では正義は癒しにならない。
癒しは苦しみとそれに耐えることからもたらされるし、正義を求めるものじゃない。
エルの子らには忍耐強く待つという美徳がある。
その忍耐はいつか希望となり、希望を抱いて生きることは癒しになるだろう」

ニエンナ「正義は情けをもってすべきことです。
わたくしたちは果たしてフィンウェとミーリエルを責められるのかどうかを考えて頂きたいのですけれど。
ミーリエルは身体の必要によって死んだのでしょう。
あの偉大な子の出産に耐える力を与えられてはいなかったのですから、むしろ称えてしかるべきではないですか。
ミーリエルがどれだけ衰弱してしまったか、残されたフィンウェがどれほど悲しんだか…
エルの子らの魂は強いものですが、小さく、若く、今ある時間しか知らないのです。
癒しが、希望の中で待ち続け、または世の終わりまで待つことでようやくもたらされるものだとしたら、フィンウェはどうやって損なわれた日々と未来を過ごせば良いのでしょう。
『アマンにまことの癒しはないのでしょうか?』という訴えを無視してはなりません」

ウルモ「まことの癒しというなら、フィンウェもミーリエルも魂に希望が欠けていると言わねば。
ミーリエルの身体の疲労は確かなものだろうが、それが癒されることのないものとして、魂が身体を捨ててしまったのは希望の欠如と言えよう。
彼女は生命を捨てることで夫を捨て、彼をも傷つけた。
フィンウェの多くの子供を持ちたいという望みは妻への思いやりに欠ける。
たった数年で、ミーリエルが戻ってくるという希望を持たずに絶望してしまっている。
マンドスの館で休息して、その後ミーリエルが元の身体に戻るのは不可能なことだろうか?
試練の時はミーリエルにもフィンウェにも必要だろう。
正義と癒しを求めるには早急すぎる」

「ちょっと!」
突然ヴァイレが言った。

ヴァイレ「ミーリエルは戻らないわよ。フィンウェがこの世の終わりまで待ってたとしても。
で、そのことをフィンウェは知ってるわよ。どうやって知ったかはわからないけど。
それから独身者が夫婦間の心情についてよくも言えたわね。
わたしやヴァルダやヤヴァンナが、アルダを去って2度と戻ってこない、なんてことにならない限り、殿方はフィンウェに何も言えないわよ。
それにフィンウェは夫としてミーリエルを追いかけたくても、父として留まるのを選んだの。それ、忘れないでちょうだい」

……そして長い沈黙が落ちた……

マンウェ「ええと。
このアルダで、エルダールは死を知るべし、と定められていたってことだろうね…。
『傷ついたアルダ』は『傷なきアルダ』であったけれど、時の流れの末には『癒されたアルダ』になるだろう。
傷があったからこそ、最初のものより偉大な、より美しいものとなる。それこそ希望じゃない?
この希望はエルの御心、『傷つけるもの』はそれを否定する。だから禍のもととなるんだ。
最後にはそれも消え失せ、すべてが良いものになる…
さて、じゃあ審判たるナーモ、まとめ宜しく」

ナーモ「希望を持って生き、それにより癒されるかどうかは本人次第だな。強制は出来ぬ。
正義を持って法を行使すれば、法の下にある者の美徳が自然と癒しの方へ進むだろう。
従って、この法は正義であるとして発令されるべきだ。
そしてこの法の下にある者は、将来の結果により罪に問われることはない」


…………という経緯で法の発令に至ります。
とてもとてもとても雑な要約ですのでぜひ原文を読んでその格調高さを味わって貰いたいのですが、この雑要約、意図的に発言を切り分けて並べ直してあります。
二つ以上の話題を一度の発言で喋るんですこのヴァラール…
「違う!」てその違う前の発言のどこを違う言ってんのよちゃんと話題は分けなさいよねー!?と思うことが多々ありましたので、大雑把に二つの議論点があるとして、マンウェに問題提起を二回やって貰いました。
てゆーかマンウェの冒頭陳述もめちゃくちゃ分かりづらくて…これでよく議論始まったなぁ…きっと文書に残ってないだけで、もちろん法決めまでに侃々諤々やってたはずなので、これ議論の途中からなのよね、うん、そうよね…と思うことにしないとやってられません。
「少なくともヴァラール暦10年間は気持ち変わらないんでしょうね」は法令の但し書きというか、これつけとかないとマズイんじゃない?て話になったんだなってのはわかりますね。
まあ、この試練期間なかったらヴァラールの「エルダールってそういう性質じゃないでしょ?」を裏切って離婚がわりとあるのかも……しれません……
いや結局蘇り例も全然ないんですけど……
(ちなみにミーリエルはフィンウェさんが「重婚当事者の私がマンドスに残れば蘇っても問題ないでしょ?」とか言い出したことにより蘇る展開があります)
このとてもとてもとても雑な要約だとヴァラ・ヴァリエの言い方とか関係性がぜんっぜん伝わってないと思いますので、本当は何書いてあるんだろって気になった方はぜひぜひ原文でお楽しみください。
……ヴァイレのモンペ発言はカットしましたからね!(((((((・・;)

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