忍者ブログ
ろめ日々の雑記=すなわちその日どんなネタを考えていたか、と化している妄想屋の日々の戯言



[886]  [885]  [884]  [883]  [882]  [881]  [880]  [879]  [878]  [877]  [876
×

[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。

 『容疑者Xの献身』を観てきました。話が面白いのは原作読んだから当たり前として、映画ならではの迫力とか諸々がプラスされてて、とーっても面白かったです。出だしの実験といったらもう、ギャフンとしか言い様がございません。東野氏は7割外さない小説家だと思ってますので、たまに読んで「かーっ、やっぱり巧いな~っ」となりますが、そして私は想像力たくさん(というか妄想とも言う)なタイプだとは思っておりますが、ああして映像としてばばーんと見せられるのは、うん、やっぱ快感だな、と。

 あと途中山に行くシーンがございますが、山に登るオンナとしては、装備とか山小屋とかそんなとこばっかりがっつり見てしまったこの罠(笑)。いや、なんか芸が細かくてよろしうございました。石神の装備は少々くたびれ気味なのに対して湯川の装備がいかにもお前今回の為に買っただろ系なぱりっという感じなのとか。あと山男って設定は逆に納得いくんですが、山に行く必要があるかというとそうでもない気もします。確かに、頂上のあの空気は素晴らしいのですがね。…あとガスってる時にザックカバーついてなかった気がするんだが、あれはどうなのかと思いますです。雨具上下もスパッツもアイゼンもピッケルもよろしかっただけに。バーナーもコッヘルもよろしかっただけにぃいい。思い違いかもしれませんけど(おい)。

 さてそんな楽しい映画が終わって、家に帰るべく車を運転しておって、とある人気のない道から大通りへの信号待ちの時、運転席の私の視界の右上で、何かが動いたのです。かさかさと。む、虫!またカマキリか!?(祖母宅から帰ってるのですが、祖母宅周辺から出るとよく車に虫がついている)と思ってちらりと見やる、と…そのフォルム、それは…Gのつくあいつではないですか。ひ。しかも内側。ひ、ひぇええええ。

 それからの私は迅速でした。わなわなしながら何はなくともサイドブレーキを引きパーキングにギアをチェンジ、窓を全開にしてシートベルトを外し、こそこそと運転席から這い出し後部座席へ。ああエスティマで良かった。内部が広いからできるワザです。そして母上に嘆願。お願い追い出してぇえええ。母上はつおかった。折りたたみ傘でべしっと一撃。Gは外の暗闇に吹っ飛んだ模様。即座に窓を閉め、運転席に這い戻りつつ周囲の安全を確認(笑)。嫌だよ運転してる最中だったら、私絶対に運転を誤って交通事故を起こして、警察に「どうしてハンドル操作を誤ったんですか」と訊かれて全力で「ゴキブリのせいです!」と言えます。マジ嫌いです。泣きます。い、いったいドコから入ったんだ…。あーおそろしや。

 基本的に邦画をあんまり観ない私ですが、今日の予告では『K-20 怪人20面相・伝』が気になりました。さっき魔法の箱に聞いてみたらなんと原作北村想だってさ。懐かしいなぁ。高校時代、彼の作品は演りました。12月にはうきうきと観に行きたいです。あ、1月かもしれんな。まあいいや。あと気になる邦画と言えば『ハンサムスーツ』ですね。

 怪人20面相にときめくわけは他でもない、小学生時代の私の愛読書が江戸川乱歩の少年探偵団シリーズだったからに違いありませんな。小学校の図書館においてあったシリーズは全読破、ていうか今日知ったんですが実は母方の祖父も大好きだったらしく、いやー私とおじいちゃんどんだけシンクロ率高いの、と思いました(誕生日はさすがに違いますが60年違いの干支一緒、その他性格なども色々似ている模様…会えなかったのが残念です)。あー、そんなこと言ってたら読みたくなってきた。ウチには図書館落ちして拾ってきた『魔法博士』と、あと古い古い、紙なんかも良くないからページ数に反してビックリの軽さの昭和32年17版の『怪奇四十面相』…こっち絶対おじいちゃんのだ(笑)。

 ああ、話は前後しますが『容疑者Xの献身』で映画の半券なんか普通大事にとっとかないという話が出てきまして、私観劇がむしろ趣味なので、演劇も映画も普通に半券とっといて引き出しに突っ込む人なんですね。そしたらそれはそれでああいう立場の時には引き出しから出してきてそれで「普通」だよねという話をしていた帰り道、流していたCDに「部屋中の本をぜんぶ投げて泣いた後」という歌詞が出てきて、ついうっかり自室で想像して大爆笑していたら(※私の部屋は10畳の片側の壁一面がすべて本棚です)、母上に「あんたは自分の身と引き比べて考えちゃいけないことが多すぎんのよ」とつっこまれました。いやだって母上、そりゃ重々承知だが、とりあえず自分と引き比べてみるのが人間ってものじゃなかろうか。

 さーて、エルロンドとたたかってきます。
この記事にコメントする
Name
Title
Color
Adress
URL
Comment
Pass   Vodafone絵文字 i-mode絵文字 Ezweb絵文字
演劇ってなに?
演劇ってなに?
BlogPetのフィンウェ URL 2008/10/26(Sun)13:50:48 Edit
忍者ブログ   [PR]
 
PR