胡蝶蘭ジャングル

　移転したてなわけで、受付から応接までの道のりに胡蝶蘭の鉢植えがずらーっと並んでおります。お祝いなのです。すごく良い香りがします…ええですからやっぱマイアだと思いますです。蘭。なんてったって場合によっては不老不死の秘薬ですからね、蘭。…しかしそんなズラリ並んだ鉢植えの中にこっそり百合も混じってたりします。ウフフフ。それでいうと、私にとって蓮というのもまた不思議なイメージの花でして。いつか蓮池を日がな一日中眺めるのが夢です。…………薔薇が一番短命な花ですね。そこがノルドー！見た目わかりやすく華麗なのもノルドー！何気に品種が多いのまでノルドっぽいー！

　…………最近ちょっと困るなぁと思うことに、うちのフィンウェさんの対ノルドール感情を集約すると「死ね☆(愛)」になりそうだってことだ。もうそりゃ笑顔で言い放つ。むしろ本文とルビが同じサイズでの「愛してる/ぶち殺す」ちょうめいわく。しかしだ、結局そんなところが私はスキ――なちゅらるに告白しないでくださいませんか、この手。

　遺書を書くならたぶん結婚式に招くひとと同じ相手に書くと思う。明日も胡蝶蘭ジャングルを彷徨いつつ、針のむしろに座る。合言葉は気にしない！…不健全だ。