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ろめ日々の雑記=すなわちその日どんなネタを考えていたか、と化している妄想屋の日々の戯言



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 もしくは父性と母性の問題。というか、クウェンディはなぜエルをイルーヴァタールって名づけたか、というところ?…というか、あの世界には母性が欠けていると思うのです。…それは言いすぎか。母性は全員に分配されすぎてナチュラルに存在しすぎていると思うのです。あれこれ当たり前か?

 というのも最初はゆりかごでした。ゆりかご(及びその中にいるであろうちいさなひと)を近くで見守り世話して慈しむのが「母」とするならば、「父」の役割はそのゆりかごとゆりかごの近くにいるひとを含む世界、もしくは場を守る、整えること。これのイメージはマザー・グースの歌からでしたが、概ね当たっているのじゃないかと思ってます。距離かな。日本語的に言うと距離は敬意と結びつくのでなるほど母よりも父の方が「尊敬」という言葉は似合うのか、などと思ったり思わなかったり。ゆりかごの前としても母はとても近い存在なわけです。すべてその胎内にて育まれこの世に出てくるという、その役割において。

 さてではおとーちゃん、イルーヴァタールはなんでおとーちゃんなのか、と思ったのが次のきっかけ。エルはクウェンディに「イルーヴァタール」イルーヴェなアタールという認識なわけですが、ちと待て普通は創世神って「母」じゃないのかと引っかかったのです。だってさぁ、役割的には「母」じゃん?こども生んでさー皆で「世界」をつくりますよー、って、言ってないけどやらせてる(笑)。おかーちゃんですよ。でもおかーちゃんじゃないんですよ。とりあえず、話を聞いたクウェンディは「おとーちゃん」判断したんですよ。

 じゃあクウェンディ的「おかーちゃん」は誰やねんと。候補としてはアイヌアしかいないんですけど(おい)。しっかし待て、役割的にはアイヌアさえ「父」なのです。…父っていうよりむしろ「祖母」くらいな(「母」の「母」としての「祖母」)。なんでかって、イルーヴァタールが「父」としてアイヌアを「母」におきますと、「子」は「イルーヴァタールの子ら」ではなくむしろ「アルダ」であるべきなんですね。で、そのアルダを「母」とする「子」が「イルーヴァタールの子ら」。あれ?何を言いたいのか良くわからなくなってしまった。ああだからイルーヴァタールは「父」なのかと納得いったんですけど…今書いてみたら「で?」って気分になってしまった。なんてこった。

 そうそう、で、「アルダ」が「母」であって、つまりアルダは世界だから、世界の構成要素すべてにすこーしずつ「母」が含まれているのだろうな、と。「父」はひとつの存在として世界の圏外にあるのだけれど、「母」はあまりに身近にありすぎる。そうか、「母」が欠けているというよりも「母」たるひとつの存在がない、と言うべきかな。……だからなのか、あの世界にいるひとびとは皆、確固たる「母」を持たないこどもたちであるような気がします。つながりのある相手にあちこち分散されて「母」を見ている。ゆりかごの中にいるのだと思うのです。

 でもそのゆりかごの外には「母」だけじゃなくて「父」がいることをしっかり認識しないとゆりかごからは出られないかな、とか考えて、…うーん、微妙に創作基本姿勢なんだろうか…。なんというかな、父なるものだけでも母なるものだけでも世界は成り立たなくて、でも母なるものばかりを追い求めていて、父なるものの存在は忘れている、その状態が基本で、父なるものの存在を認識した時に世界は変わるんだけれども、その世界はずいぶんと痛みを伴っているわけでそれにもめげず踏み出すのが結局は幸せというか…んーと、素晴らしい世界へようこそ?

 更に発展させれば、「母なるもの」は自分の内側に最初から持っているけど、「父なるもの」は外側から獲得するしかない、ってところに行き着きます…かねぇ…。ほら人間って、受精したての時は全員おんなのこだしさ…。

 ところで近頃ツンデレ定義に悩んでいるという話を今日久しぶりに地元図書館のイベントに行って話してみたらツンデレと組み合わさるべき属性として金髪・ツリ目・ツインテール・お嬢・ハーフだよんと言われたのですが、………ハーフ以外のすべての条件を満たしてるウチのヴァンヤの伶人代表さんは果たしてツンデレか否か。そりゃイングウェにもルーミルにもツンツンすること限りなしですけど。しかもそれが愛ですけど。……ツンデレなのか(しょっく)。いやしょっくっていうかそうかこれなのか…?と悩みつつ、うーんだがそんなこと言ったらこのタイプの性格は石投げりゃ当たるほどいっくらでも出てくるっていうか、つまりウチのりある家族は全員ツンデレではないかという罠が…。だって皮肉のオブラートに包まれた言葉が飛び交う家ですもん…。
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