がらんどうな

　ガウェインの結婚話に緑の騎士エピソードを足したのと、仇、を混ぜたっていうかそれらの話が現れる話をゼミ誌に書きたいんだけど、それというのもどこからが二次創作でどこまでが一次創作なのか、ほんとはゼミで語りたいテーマなわけで、じゃあ手始めに、そんな原稿は許されるのか許されないのか。ガウェインの結婚と緑の騎士の探求はどっちが先か微妙なところでもあるんですが、個人的には入れ子の入れ子で、ガウェインに新婚の床で(笑)「こーいうことがあって…」って語ってほしいんですわな。５月のネタを９月まで引きずるとは何たる脳内。でも仇、だけでおさまっといた方がいいかなぁ…。仇で何パターンか書くかなぁ…。それともアレかなぁ。没にしかけたナイトフォールでいくかなぁ。天使さんネタを引っ張ってくるかなぁ。ネタだけはほんっと多いなおい！

　それとも、何もかもすっとばして求婚話。

　求婚というテーマはかなり昔からよく書くテーマ。いや勿論求婚したからには返答があって、ほぼ例外なく結婚して、そのカップルにはこどもが生まれるわけなんですけれども。そのタテつながり大好きなので、書かずにはいられません。考えるだけ考えても書けなかった場合もありますが。

　去年の秋、そういえば、枯葉舞う大学の広い構内の真ん中で立ち止まって、「あー、私、この１週間、ひとと喋ってないや」と呟いたことを思い出しました。つまり、友達いなかったわけですね。あいたたた。あ、今はちゃんといます。

　誰とも喋らなくなったら気が狂うと思う。きっと狂わないひともいるんだろうけど、少なくとも私は無理なわけで。無理なものは無理なものでいっそいとおしく自分の性質として認めるけれども、憧れは抱くもので。…あのひとはがらんどうなのできっとひとりでいることが平気なのです。

　“仇”はほんとはフィンウェさんとミーリエルで書きたいのです。いやあの二人にそんな過去はないのですが。感覚として。雰囲気として。…結局結婚したってことはフィンウェさんの粘り勝ちですけどあのふたり。厄介なふたり。すごいのはね、愛し方は全身全霊をかけているのに、突き詰めれば突き詰めるほど物凄く殺伐としている関係を築いているってことですよ。もー。恋愛に勝ち負け言っても仕方ないんですが、どっちが勝ったかって言うと、痛み分けなんですね。結婚できたけど、先に逝かれた。痛み分けですねー！(あ、テンション上がってきた)

　………ねぇそれで、エロスってどう表現したらいいんだっけ？たまーに思い出したように物凄く何も書いてないのにも関わらず雰囲気がエロすぎると散々言われるようなものが書ける時がないわけでもないんだけど、とりあえず今はすっごい無理みたいよ…？ダメよそれ…。ほらだって、あと６日しかないわけよ。後は授業中に賭けるしかないわけよ。切羽詰ればどうにかなるのはいつものことだけど、やっぱり授業中にそれはどうかと思うわけよ。第１週だしさ。なんか降りてこないかなぁ(危ない発言)。とりあえず、今からがんばってこようかな、と思いますが、肝心のあの方がさっぱり色気ないらしいので(おいこら)どうなることやら。保険はかかってるからサイアクの事態は免れてるわけですが。あれだけでは自分がゆるせない(また妙なプライドを…)。

　考えれば考えるほど、アホな小ネタばっかり浮かんでくるのですよ。そして、ろめにいるノルドールは考えても最終的に結論でないことは全部フィンウェさんに聞けばわかるとか思ってないか、と気づいて困る。…は。無理なものは無理よ。……そしてウチのあの方は、無理なものは無理だとわかっていますが、そう言って突き放してはいけないと思ってるのか、はたまた本気で外ヅラがいいだけなのか何なのか、どうにかこうにか納得がいくかもしれない答えをくださいますよ。……まぁ、話題によっては聞く方がチャレンジャーだなぁってのもあるわけで。脳内からフィンゴンとマエズロスの会話が追い出せません。もうわかった。わかったからとっととあんたらイチャついてくれ。許す。

　机の横に置いてあるポトスから新しい葉っぱが出ようとしている。日当たりサイアクなのに元気でありがとう。日当たりいい階段のところに置いてあるあの子には負けるけど。