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ろめ日々の雑記=すなわちその日どんなネタを考えていたか、と化している妄想屋の日々の戯言



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 大会戦(怒りの戦い)というものをアマンサイドから見てみよう、と思った時に、大事なのはナイトフォール。暗闇の訪れから始まる一連のノルド絡みのあれこれ。
 もちろん中つ国に行った面子にとっても、行動のきっかけになった大事なことだし、中つ国に残ってた方々としたって大事件でしょう(月と太陽が出たからね)。
 アマン居残り組にとってのナイトフォールと大会戦って、第1紀二大事件、ということなのではないかと思うのですよ。だって戦ってないし。べレリアンドはベレリアンド戦役+シルマリル絡みであーだこーだありましたけど、アマンではそういうこと一切なし。むしろ中つ国の様子は謎。そんな状況。
 エアレンディルがやって来て、中つ国の窮状を聞いて、皆そもそもの始めを思い出す。その思い出した始めって、ほぼ間違いなくナイトフォール、ですよね(これが、私が「もしシルマリルを芝居化したら間違いなくフィンウェさんの出番はない!あいつは前提条件の存在だ!回想シーンで出てきたらラッキーだ!」と主張する所以(笑))。
 アマンにいた方々にとって、事件というのはナイトフォールの次はもう大会戦なんです。

 しかし、それをふまえて、大会戦を考えるとなりますと、そりゃもーネタがごろごろ…。一番大きなものとしては「テレリの船出し」でしょうか。

 その昔、キャラ語りでオルウェを書いていた時に(うっわネタ帳2冊目だよ…)突然押し寄せてきたのが、ナイトフォール及び大会戦時のオルウェとフィナルフィン、というものでした。
 ナイトフォール時、「どんな盟約のためでも友情のためでも船を与えたり売ったりはしない」と言って船を貸さなかったオルウェ&ファルマリ。が、大会戦時には、ともかく軍を運ぶためには船を出してくれたわけです。
 一見矛盾してるようなこの発言と行動、間に流れた時間と、そして船を出す目的、それからやっぱりヴァラールの意向を考えたら、何か読み解けた、ような気がするのです。

 ナイトフォール時、フェアノールは演説したわけですよね。ノルドールに対してしたようなのと同じ=ここを出てってモルゴスに戦いを挑むぞ、な主旨、ですよね。船を貸せっていうか一緒に来て戦えと。………うん、読み返したら思ったよ、フェアノール、あんた、「落ち着きと分別を取り戻し」てないやん (爆)。まあいいや。
 ナイトフォール時というのは、オルウェ&ファルマリは、例えば「軍隊運ぶから船貸して」という頼みでも多分断るでしょう。しかしフェアノールは多分「ファルマリも軍隊を仕立てて、一緒に中つ国へ帰ろう!」と言ったはずです。

 そもそもファルマリたちっていうのは、遅れてアマンに渡ってきた方々です。エルウェが行方不明で散々捜したけど見つからなくて、悩んだ挙句に、ちゃんと踏ん切り付けて、自分で決めて渡ってきた方々です。ヴァンヤとノルドが多少、それぞれの王にくっついてノリで渡った感じがあったとすると、途中でエルウェがいなくなった彼らとしては、軽いノリで渡ったのはほぼゼロだと思われます。今さら帰る?それってちょっと…。な気持ち。
 だからまず、「中つ国に帰ろう!」はご遠慮な方向で。一緒に行くのは出来ませんよ。これが軍隊を出さない理由。

 そして、船を貸さない理由はふたつあります。
 まず、暗闇が訪れて良くわかんない状況だけど、どうやらヴァラールは特に動かないつもりらしい&ノルドールが出ていくのにはあんまり賛成じゃないらしい…というのが分かってますから、「出てくの?いや、やめといたら?うん、協力はちょっと、出来ない、かなぁ…。こっちとしては出て行くのやめたら?って気分だし…」な感じ。ノルドールが出て行くことに反対なんですよ、ということ。
 そしてさらに、……うん、ここのオルウェの台詞って、かなり先にキレたフェアノールにムカっときてる部分もあるんだろうなぁ…。それはともかく、「ファルマリにとっての船」は「ノルドールにとっての手の技凝らした作品」…というよりもむしろ、「フェアノールにとってのシルマリル」と同じなんだよ、ということ。それっくらい大事なんだと主張。だから、船だけ貸すのも却下。フェアノールは「己の父と七人の息子たち以外には」シルマリルを見せるのすら惜しがりましたよね。自分と自分の信頼するひと以外の目の届かないところにはやりたくなかった。それと同じことです。
 船を出すなら水夫はファルマリでなければいけません。
 でも、ファルマリは誰も船を出す気がありません。
 ですから、ファルマリは船を貸しません。

 正論です。正論ですよ。…しかし腹黒い考えに耽ってみたフェアノールは同族殺害なんかやらかして船を強奪するのでした。きゃー。

 で、そんな事件があったものですから、ファルマリの記憶には強烈に残ってる筈です。「船出さないと殺される!」というトラウマが。

 アジア戦争資料館にですね、「許そう。しかし忘れまい」という言葉があります。スタンスとしてはこれで良いと思うんですよ、ファルマリ。うん。だけどそこに至る前に、私としてはオルウェに演説して貰いたいのです。「忘れよとは言わない。だが、許そうではないか」と。

 ろめのオルウェというのはですね、ナイトフォール時にフィナルフィンが帰ってきたのもあって、ノルドールとは仲良しです。エアルウェンも実家とティリオン往復生活とか、もしくはフィナルフィンがティリオンとアルクウァロンデ往復生活とか、そんな感じだと思われます。

 んで、大会戦時。トラウマを解消するには、別の記憶で塗り替え、できないけどそれっぽいことをしておくのが良いかと思われます。軍を出せってわけじゃない。行って帰って来ないわけでもない。じゃあ船を出してあげてもいいかもしんない。船を出すなら水夫はファルマリじゃないといけません。じゃあ皆、船、出そうかー?上陸はしないけど!だって戦う気はないから!
 これだろうなぁ、と思うのです。

 厳密に言うと、ナイトフォール時、演説段階では行ったら帰って来れないわけではないのですが。しかし、行く目的からして、なんていうか戦死しちゃって帰って来られない可能性が非常~に高い、のですよね…。うん、私がオルウェでも船は出さんな、うんうん(そしてキレたフェアノールに殺される) (爆)。

 すっごい、オルウェがかっこいいと思います。とっとと書けって話です。
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