忍者ブログ
ろめ日々の雑記=すなわちその日どんなネタを考えていたか、と化している妄想屋の日々の戯言



[1791]  [1790]  [1789]  [1788]  [1787]  [1786]  [1785]  [1784]  [1783]  [1782]  [1781
×

[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。

 帝国劇場100周年記念ミュージカル『三銃士』を見てきましたよ。

 元(というわけではホントはないんだけどね)陽気な伯爵さまと哀愁アクジョがらぶらぶと言えなくもなかった。よかった。ああよかった。ホントよかった。おかげで立派な哀愁アクジョやった瀬奈嬢…。いや~原作通りだったら原作通りの悪女には絶対にならないだろうから、あの方の芸風。その強引な芸風力技も観てみたかったような気もいたしますが(笑)。今回の哀愁アクジョは瀬奈嬢の芸風もありましょうが、それよりもまず脚本がそういうアクジョよね。うん。

 そして主人公ってのは輝かしいテノールが似合うなあ、と思った。やっぱねー、テノール、男の高い声というのはなんというか「輝かしい」という形容詞が似合うよね。もちろん低い声大好きだけれども、青年の真っ直ぐな情熱にはおそらく「輝かしい」テノールが似合うのだよ。井上氏、そういうネアカなテノールだからな~。和音嬢も珍しいネアカな声質の持ち主でありますから、このふたりのデュエット、いかにも若い、始まったばかりの恋人たちらしくてなんか良かった。そんなそれこそ「輝かしい」恋は断ち切られてしまうのですが。

 輝きに満ちた主人公カップルとは違って、「暗い過去を持った」元陽気な伯爵さまと哀愁アクジョのカップル。こちらはネクラな芸風がよくお似合いです。って、語れるほど私ぁ橋本氏に詳しくない。哀愁アクジョが哀愁漂う恋に一途すぎるヤンデレタイプでしたので、それに対してわりと粘着と言えなくもない引きずりっぷりの元陽気な伯爵さま。お似合いなんだけどなあ。哀愁アクジョの罪は原作ではともかく、舞台の上では理解しにくい罪でありまして(とはいえ、原作だってあの厳格なカトリックが支配する世界観であることを理解できなくては、焼印が不当に思える)、そういう終わりでいいのか、いやこれ以外ないだろうなあ、というか。ていうか原作より好きよあのラストは!!原作あまりに「え…あ…」だったんだもん~。

 カップルはもう一組、そしてこのカップルのすれ違いが修復される話、と言えなくもない。上記ふたつが別れているだけに、余計にここがおさまって良かったなあ、と思える陛下とおきさきさま。私、なんか今氏の陛下好きだなあ~。ああいうへたれさんは役柄としてわりと好き。おっとり感か?

 ロックコンサート開いていた枢機卿な山口氏はもうなんていうかダントツ美声で、知ってるんだけど、よーく知ってるんだけど聞いたら「おおぉ…」って思う。いつも思う。そんでその枢機卿に尻尾ぶんぶか振りまくりのロシュフォールさんの吉野氏。かわいい。何あのロシュフォールさんマジ可愛い。ラストの輝きっぷりがマジ可愛い。途中の「ばぁ~~~か!!」も可愛い。

 食いキャラを前面に押し出した岸氏。投げるの上手いな~。食いキャラで笑いをとりつつ、きっちり三銃士してたなあと思います。ポルトスって和むよね。んで、元陽気な伯爵さまこと原作では酒びたってた舞台ではめっちゃ熱唱してた橋本氏。あれこのヒト短気キャラだっけか。とちょいと思いましたがなんか佇まいがカッコいいから許す(ナニサマ)。ほんでほんで、三銃士並べると女顔なのがよくわかるぜー、な石井氏。アラミスは正解だと思いますです。そうだよなあ、モリーナやってたひとだもんなあ…。

 公爵サマの伊藤氏と和音嬢が並んでるとそれだけでなんかおかしいのは、関係なさそうなふたりが大小で並んでるからでしょうか。和音嬢がてくてく歩くのがちまっこくて可愛いのです。

 ダイヤの胸飾り(ってゆーかブローチ?)が首飾り。あ、そうだったコレ、「三銃士」であって、「ダルタニャン物語第一部三銃士」じゃないんだ。いいのか。舞踏会で話が終わってしまっても、単発の舞台ならば仕方ない!ていうかその方が話として盛り上がる!…いいんだな。いいわ。

 すぺくたくるしてたと思います。進行役であり召使でもある坂元氏がキッチリ押さえた解説的な進行してくださってましたので…わかりやすかった。うんそりゃもう。あのお面がリアルタイプなのに似てるのが笑える。

 哀愁アクジョは哀愁ただよってたなあ…。超肩入れしたくなったもんねあの哀愁アクジョ。でも剣もったら強かったわ~。どや顔かわいかったわああ~。

 あー。寝よ。
この記事にコメントする
Name
Title
Color
Adress
URL
Comment
Pass   Vodafone絵文字 i-mode絵文字 Ezweb絵文字
忍者ブログ   [PR]
 
PR