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ろめ日々の雑記=すなわちその日どんなネタを考えていたか、と化している妄想屋の日々の戯言



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 さいくすさまから「愛してるんだけどバトン」いただきました。ひゃっほーい。リクエストお待たせしまくってます。…夏コミには間に合うようがんばりたいと思います(言っ
たな!?)(じ、自分を追い込むんだ!)(ていうかナチュラルに私信すんのやめなさい)。

 大方の予想通り。お題は「フィンウェ」でした。そらそーだ。私でも思うもん。そんなバトンあって悠樹がやるんならそら奴だろう、と。ところでこのバトンのタイトル、「愛してるんだけど」の「だけど」の後に続くのは「愛してるんだけど、何か?」なんですかねやっぱり。開き直りの逆ギレた感じに愛を語るべきなんでしょうかね。まあそれはいいや。答えました。

「愛してるんだけどバトン」
1.包み隠さず全て語ること
2.アンカーを突っ走るのは禁止
3.指定されたキャラの萌を語ること
4.指定するキャラは男の子キャラであること
5.回されたら何回もやること
指定 → フィンウェ

■初めて出会った場所は?
 場所…。そらまた難しい質問ですな~。
 地元の図書館、シルマリルの物語上巻しかも初版(笑)。読んでたのは家だと思う。
 名前を知ったのは当然使節選びのところでしょうが、私が奴を認識したのは再婚騒動のあたりだと思われます。

■どこに萌を感じる?
 萌っていうか…。なんだろ…。
 とりあえず存在そのものが得体の知れない何かのカタマリだと思ってますが。
 萌というなら、深く考えれば考えるだけ突っ込みどころも考えどころも満載ですごくイジりがいもあってかつ書き様ひとつでかなり見方が変わるであろうひとなのに、あまり突っ込まれてないどころか大方のイメージが薄かったり白かったりぼんやり系でそのままスルーされてるくせに名前の登場頻度はそれなりに高いかつ子孫の面子を考えればその儚げイメージは間違ってないかもしれないが何か多大な誤解があるんじゃないかと穿っってオッケーな「手付かず」なところ?
 うん。名前が知れてるくせに手付かずなところ。

■M?orS?どっちでいて欲しい?
 ドSでドM(だからどっちだよ)。うそうそ。強いて言うならSだと思う。Mっ気ないよ。愉しみにならないもん。自虐癖は自分に対するドSの表れだと思いまーす。

■どんな仕草が萌?
 仕草って!!
 良く書くのは「少女めいた」ところ。かわいらしいのが大事です。自覚ありな場合と自覚ゼロな場合があります。自覚してる時は小悪魔的かわいらしさな感じですが、自覚ゼロな時は「マジ何このいきもの!?」って周囲のひとがなっちゃうくらい破壊的にかわいらしいと思います。

■好きなところは?
 生き様。

■嫌いなところは?
 常に正気なところ。
 どのくらい正気かって、再婚するよってイングウェに言ったら「あなた正気か?」と聞かれて「私が正気じゃない時が一度だってあった?」とか聞き返しちゃうような感じに正気。やなやつ。

■望んでいることは?
 もうちょっと分かりやすい、計算してない幸せ望んでくれ…ってその幸せ費えたから問題なんだった…。
 えとえとえ~と…。その自虐癖どうにかしなさいこの偽悪者ー!

■もっとこの子と絡んで欲しい人は?
 うーん…。………メルコール?
 前に一度ちら~っと書いたんですけど、なんか妙に分かり合う所がある気がするんですよね、このふたり。

■この子を描くときに特に主張して描く所は?
 「やなやつ」感と「かわいい」ところをミックスして、総合評価は「よくわかんない」ひとになるように…ってそれ、私の主観じゃんか。
 でもねーフィンウェさんの魅力ってー、よくわかんないところだと思うのー。フィンウェさん書いてて一番伝えたいのって、両極端なとこなのー。実際会っての印象と後世評価が、被りつつも「なンか違う…」感が醸し出されるとこなのー。酷い男で悪い女なの。そんな両極端同時内包なところが主張ポイント!あ、でも黒くないんだよ。白いの。でも悪くて酷いの。

■家族にするなら?
 弟。とりあえず、甘やかす。や、別に兄でもいいんだけどさ。私の今の性格と姉ふたりへの接し方からして何だろうと甘やかしちゃうのは保証済み(爆)。

■学ランとブレザーどっちを着て欲しい?
 どっちでもいい。正直、制服萌はほぼゼロに近いくらいない。
 ……正装萌はあるんだけどね。なんかなぁ…制服→学校にそこまで胸ときめかないっていうか…。

■私服ではジャージとGパンどっちでいて欲しい?
 わー、どっちも似合わない(笑)。でも多分ジャージだと思うよ。だって楽じゃんとか言いながら。

■結婚したい?
 え?誰と?フィンウェさんと?ヤだよ!

■最後に愛をどうぞ
 愛というか、思ってることを主張すると今まであちこちでちまちま語ってきたことの総括になって面倒なことこの上ないので、それでも気になる方はつづきからどうぞ。

■回したい憧れのひと5人にどうぞ
 5人!難関だよ。もう純粋に興味本位で乱発してみよう。ところで男役は男の子キャラに入る、よね?(爆)
 コトコさん→タニちゃん(ていうかメールで流すくらいしか連絡手段がないんじゃなかろうか(笑))
 seiga→そりゃ当然「サガ」
 東の白熊隊さま→博多座のサリー(笑)
 ゴールド衣装のフィンゴルフィンを見つけたあなた→フィンゴルフィン(いや、これ正しいでしょう?)
 盤くん→ここはあえて「九郎」で。

 もちろん大スルー可です(爆)。
 じゃあ、愛(とは名ばかりの何かの主張)でも語りますか。

 奴についての愛を語るっていうか、奴がなんでこんなに好きなのか(好きなのかなぁ。好きなんだろうなぁ。こんなに考えた奴いないもんなぁ)を語るとなるとまた無闇やたらに記事が長くなることが予想されちゃうわけで。ってか前置き置かないと語りに入れないよこっぱずかしいよ…。

 でもホントになんであんなの好きなんだろう、は私の常に抱えている疑問でありまして、それはなおかつ私の書くフェアノールにも現れてる時がある。こないだも書いてて思ったもんね、なあ、こんなひどいやつ何で好きなんだよ君。たぶん、分かれば苦労しない恋じゃない破滅しない物語始まらない(爆)。

 ………遠すぎる記憶なのでもうフィンウェさんの第一印象は語れないのですが、「フィンウェ」って名前だけは覚えてました。フェアノールはちゃんと認識してました。私の性格からして「再婚したのかよ!」くらいなツッコミは入れたでしょうから、おそらく第一印象は「エルフで唯一再婚したひと」だったのだと思われます。実際それサイト開設当時も引きずってたのだと思うんですよ。私がサイト作ったのはメルリンダレ書くためでしたが(停滞中(爆))、あの結婚のくだりでフィンウェさんが出てきて(出て来ざるを得ない)、うっかり考え出したが最後、なんか好みなんだよなぁということに気づいてドツボです。

 そして認識の逆転。イメージとの乖離に気づく時。だって丹念に読んでったら、後の子孫たちから受ける性格のイメージを持って、そんでこのバラエティに富んだ面子はいったいどこで繋がってるんだっけ?って考えて、「ああそうか、全員フィンウェの血を引いてる」っていうそのただ1点だったんですよ。……なあってことは微妙に種族全体の特徴として認識されつつあるその暴走癖って…フィンウェさんの遺伝なのかなーもしかしてーとか思っちゃったりなはははは。こわいよ。

 私が3世代癖を持ってるのもきっと嵌った理由のひとつ。ひとり考えるならその親と子は絶対考えなくっちゃ。どんなひとに育てられて、どんなひとを育てたのか。それがひとを作るって思ってるんですよ。だからアレコレ考える。

 バトンの答でも言ったけど、フィンウェさんは何か微妙に「手付かず」だったのがいいんです。名前は知れてる。とりあえずシルマリルジャンルをやろうって思ったら基本の範疇には入る名前でしょう。でもその実書くひとあまりいないよね(皆無ではない)(ここ重要)。ていうかそこまで奴にこだわってるひと見たことないよね(我ながらこだわりすぎだと思う)。よしやるか(えー)。や、や、や、やって、いい、よね…?(笑)

 それでやるからには、後世のひとらしく(はい?)和訳文献を正史の未邦訳文献を副史扱いにして(笑)、実際はこうだったのが時の流れと記憶の変換(思い出は常に美化される)にしたがってこう伝わったんだよー…系の思いっきり噛み砕いたらこういう解釈だったんじゃない?というところ目指してみました。シルマリルの物語に出てくるフィンウェさんのふたつの台詞なんか、私解釈すると大分ベツモノになりましたもん。「僕たちは今まさにアマンにいるのじゃなかった?治らないわけがないよ」と「私の都があの子を拒むのに、あの子を容れる私がどうして王として民に会えるでしょう?」てな感じにね。

 フィンウェさんが子育て失敗(ていうか放棄?もしかすると放棄なのか?)したからいかんのじゃ、という見方は後世の歴史家たちも相当に思うところあったらしいですが(具体的にはペンゴロズはそう思ってたんでしょうねぇ)、だが再婚が一長一短だと言われている通り、子育て失敗(失敗とは言い切れない気もする)しない限りドラマは生まれない話が始まらない。子育て失敗するのは大体において本人が子育て失敗されてるからじゃないですかね。そう思うとろめの設定というか突っ走りぶりもお分かりいただけるのではないかと思います。

 公的なところのフィンウェさんに興味を抱いたのも多分ハマった理由のひとつ。ノルドールの王権を年数比較で追っかけていくに、おそらく本当に名君だったのはエレイニオンだと思います。あの中つ国であの状況であの年数で、最後には(ちょっと一部瓦解してましたけど)同盟も取り付けて戦できた。まあ多分彼には、もろもろのしがらみを伝聞でしか知らない新世代の子であるという強みがあったのもありますが。生き延びた時点でマンドスの呪い(何もかもがうまくいきません)も停止されたわけだし、そしたら頑張ればどうにかなるでしょう。先人の知恵もあります。きっと活用できたはずだ。マンドスの呪いの下にある残りの上級王たちを比較してはいけないのかもしれませんが、政策として何をしたかなーっていうと、ほとんど何もできないくらいしか王位にないひとばっかりじゃーないですか。そらずっと戦時中っちゃ戦時中なんで、仕方ないことなんですけれども。平時と乱時の治め方なんて、まるで違うでしょうし。

 んでそこに至ってはたと気づいたんですまたもや。あれ?エルフって、湖時代どんな生活してたん?とか、え?アマンに来てからあれやこれやそれやしたんだよねえ?誰が?ん??……とかそんな感じで。

 例えばエルフが全員超分かりのいいすごい奴らだったとして、それにしたって指揮するひとがいなかったらろくなものは出来ないでしょう。いくら何でも、ひとりでやれることには限度があるのです。とりわけ建造物とかはね。そしてあの地はヴァラやらマイアやらたっくさんおりますが、なあ、彼らとはやっぱり時間の尺度がそれなりに違うわけです。ヴァラマイアの尺度でやってたら日が暮れるよ(日は暮れないけど)。はっきり分かってるのは、文字の存在しない世界で、エルダールは巨大建築物を造り、技を磨き楽しく暮らすという社会を形成したわけです。できちゃったんです。……それってな、よっぽど凄い指導者がいないと、ちゃんと出来ないと思うんだ…(それがあんなに働きまくるフィンウェさんになってるのは私の妄想の結果ですが)。

 「すげー!」と思ったのが何度目かの惚れ直し。そこから王としてのフィンウェさんを見るに、私一番引っかかったのはメルコールの流した噂とか、フェアノールとかフィンゴルフィンとかの発言に含まれてる「王であるフィンウェ」の強調です。ノルドールって、王がフィンウェさんだったら文句ないんだよ。だけどフィンウェさんがフェアノールに支配されてたりするのはヤなんだよ。(ものすごくおおざっぱに読み解きました(爆))つまり、フィンウェさんはフィンウェさんとして(自分の意志でもって他の影響を受けずに)王であれってことで………ちょぉ、それって、なんか、すごくない?

 なんかそんなふうにぐるぐる考えてると、最近思うのは、よもやフィンウェさんがフォルメノスに来てから、やっぱりちょこっとフォルメノスの人口が増えたんじゃなかろうかっていう妄想です(笑)。なんか増えそうだなぁ。ちゃんと「王さまなんかやめたもんねっ」って宣言してるのって、あの祝祭の時の手紙だけだしなぁ。ティリオンでのフィンゴルフィンですら、思いっきり「今ちょっと預かってるっていうか、統治の実務はやりますけど王は父上ですから」な気分だろうしなぁ。じゃなきゃ、フィンウェさんが死んだからってさくっとフェアノールが王宣言してうっかりそれが罷り通ったりしないよ(いや揉めてたけどさ…フィンゴルフィンが明確に突っ込んでるのって、あのかくも名高き「誓言」に関してじゃね?王権に関しては揉めてなくないこの子たち?)。………………………他に知らない上に、まず終身制なら交代なんぞありえない王だから、そこさっぴいて考えなきゃなりませんけど、それにしたって、フィンウェさん、たぶん凄い名君だ。と私は思いました。

 余計に惚れました(ちーん)。

 だから結局、私は、フィンウェさんが、凄い名君でそのくせ王さまなんか選んでいいなら絶対やらないやりたくないタイプで、性格は悪い方で頑固なくせに押しに微妙に弱くて、超こじんまりな幸せ求めるタイプだろうに自分の幸せ後回しにして尽力してしまうのに自分は偽善者だと思い込んでる偽悪者だから、好きなんだということです。両極端が普通にひとつに収まってて、矛盾だらけなのに混沌として片付いてる(意味不明)。総合的な後世評価は聖人もしくは優柔不断でも良い王さま…それってどんなんだよ。だって明確にかなり悪いはずなのに悪いやつっぽく書かれてないですよね。どっちかっていうと弱くしか書かれてない(相当言ってることもやってることも頑固な所業だと思うんだけど)。もしくは、あっさり。だからきっとエルフの中で言論統制されてるのか、またはリアルタイムでいた人々も、よっぽど親しくない限り本当にそんな聖人的イメージ持っちゃってたか。愛されてるなぁとか微妙に間違った感想抱くほどに、残ってる文献はフィンウェさん庇ってると思います。本人が望まない方向で。

 まあ、反動でかなりムカつくこと多々ある奴に書いてますが、私はフィンウェさんが好きですよ(言った)。
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