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ろめ日々の雑記=すなわちその日どんなネタを考えていたか、と化している妄想屋の日々の戯言



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 フィンウェさんが足りません。

 あ、嘘をつくな?本当に足りません。視覚的フィンウェさんが。ええ私絵はからきしダメでして(自分で描いてマシなレベルにできるまでにはすごい時間がかかる、そして根気は続かない)、情報的フィンウェさんでしたら朝から晩までフェアノールと語り合えるくらいに考えてる自信はありますが(どんだけ無意味な…)、奴の見た目に関してはふわふわしたイメージしかありません。や、実写版っつーかで夢にお出ましくださったことはありますが。ちくしょぉお描けねぇえ…。

 もうアレですね、野望としては、フィンウェさんのゆりかご~墓場本(小説)&語りすぎだろあんたな語り本出す時にはシルマリル絵描きさんに声かけまくってフィンウェさんを1枚ずつ描いていただきたいってなもんで!ページめくってもめくってもめくってもめくるめくフィンウェさん。なんだその私しか嬉しくない本(爆)。でも本当にやってみたいです。それまでに友達が増えてるといいなって感じです。何せ小心者なもので…。

 で、そんな感じで勝手に日照りになりますと、自分でも描いてみようかとかいう無謀なこと考えるわけで、あと全く知らない友人に語るだけ語ってさあ描け今描けすぐに描け、と強制するとかですね(酷)。実は前科があったりします。ていうかそう思うってことは何か素直にフィンウェさん好きなんだね私。…認めたくないけど、実際イラスト見てるとすげー幸せになってくるんだよな(爆)。認めろってか。

 そういうわけで(どういうわけ!?)ヴァリノールふらふら中のフェアノールはティリオンに戻るに戻れない時には物凄い勢いで父上の絵を描きだす、とかどうだろうと思いました。スケッチブック何十冊分父上で埋まってるんだろうかあのひと。とりあえず凄い冊数だと思います。んでもって、スケッチでなくて、実際肖像画はどうかというと、あの仕上がりにうるさいフェアノールのことですから、あっても2枚とか3枚とかで、他の奴が描こうもんなら、よっぽど良い出来でない限り破壊活動に出ると思います(怖)。拍手が書きあがらないので変えられてませんけど、なつやすみでネアダネルが造った像がどうなったか非常に心配です(笑)。っていうか「そんなの言われたの初めて!」ってフィンウェさん、そりゃ君の最初の息子の妨害工作ゆえだよ…と書きながら突っ込みました。うん絶対そうだよ。そんで後々フィンウェさんだけあまりにも外見資料が少なすぎて外見いまいちよく分からん、とかになってたら笑えます。

 あー、外見で思い出しましたけどね、ひっじょ~に湖世代にこだわる身としては前々から気になってひっかかって仕方ない1文、というものがあります。解決ついてない上に放置して、いつも「えーと」って焦る1文なんですけど。新版シルマリルの物語、100頁、6行目。『イルーヴァタールの長子たちは、初めは現在のかれらにくらべ、もっと強く、もっと大きかったのであるが、今よりさらに美しいということはなかった』……初めってのは、まぁつまり湖の第一世代、第二世代あたりだろうなぁ、ということで良いとして(いや良くないけど)、「現在のかれら」の「現在」っていつやねん、といつも引っかかって悩んでます。ペンゴロズ、君いつこのへん書いたの?仮に第2紀第3紀としてだね、その当時の今=二つの木世代ではない(中つ国生まれの方がもちろん多いし)が標準だとして、やっぱりアマン生まれは光の影響で大きいって解釈でいいのかしら?てことは大きさで比べるとアマン生まれ>湖の1、2世代>普通の中つ国生まれって感じなのか?あ、ちなみに美しい云々は原語がfairなのでどっちかっつーと「魅力的」な訳の方が良いのかなぁ、とか。あと、たびたびfairが出てくる状況をうっかり刷り込まれてる身としては「あー、湖世代はそんなに光り輝いてないのね」とかテキトー解釈をしたくなります(笑)。

 今日の百人一首。

 わたの原八十島かけて漕ぎ出でぬと人には告げよ海人の釣り舟
 (流罪ですとかストレートに言わないでさ、大海原に夢追いかけてったって言っといて!)

 作者・参議篁(さんぎたかむら)。小野篁さんです。小野妹子の子孫です。なんだかめっちゃ物語のネタにしたくなるエピソードの多いひとで、閻魔大王の補佐してたとか、あとやたらと頭良かったんだなーと思えるようなエピソード満載です。有名どころですと、「子子子子子子子 子子子子子子子」をさくっと「ねこのこ こねこ、ししのこ こじし」と読んだってのがあります。

 さて今日の歌ですが、これは篁が遣唐使(副使)に任命された時に、正使の藤原常嗣と大喧嘩しまして、結局「病気です!」と言って船に乗らなかった上に「朝廷なんか嫌いだね!」とかいう批判詩なんぞ書いたために、天皇に「もうお前流罪」とされてしまって…という状況で詠んだ歌であります。

 人には告げよ、の「人」ってのは都にいる大事なひとですね。妻とか母とか。そんなひとに「私流罪で行かなきゃいけません」とか直球で言えねー!ってなことで、漁師さん、伝える時は「大海原の遠くにあちこちの島を目指して船を漕ぎ出しましたよ!」って男のロマン的に語っといてちょーだい、よろしくね、ってな歌です。

 当時の流罪って、一旦流されると生きて帰ってくるのって相当難しかったのです。篁もなかなか悲壮な覚悟でこの歌を詠んだはずですが…約2年で許されて帰還。高い地位にまで付けたのでした。ラッキーだねぇ。
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