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ろめ日々の雑記=すなわちその日どんなネタを考えていたか、と化している妄想屋の日々の戯言



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 花組公演『アデュー・マルセイユ/ラブ・シンフォニー』を観てきました。超・王道でした。王道歌劇。私かれこれ13年ばかりタカラヅカファンやってますが、あーっ!王道っていいよなぁああ!とか思いました。しかも私の好きな形。トップと二番手仲良しの三番手悪役。これこれ!三角関係も勿論トップ-トップ娘役-三番手ですから収まりいいの何のって。

 思えば高校時代を捧げたゲントも「王道を書きたい!」一心で書き始めたのでした。あー好きだ。王道好きだ!…だから好きなんですかねぇ、神話・童話・おとぎ話…。

 観劇感想というか観劇妄想(出たよ)としては、あのコドモ時代の夢をそのまんま大人になって叶えて、夜の街を牛耳ってるくせにやたらと実直な運営の仕方してるあのひと、自分の恋人を石鹸彫刻でやってる、途中段階がどう見ても雪ダルマなアレが終幕間近になると見事な女神像状態になってるあのひとの彫刻の腕は「上達したな」と揶揄の台詞を言われている以上、多分へったくそなタイプなんだろうが(何せ雪ダルマ)、………よもや物凄く本当に彫刻の腕があって、雪ダルマ状態ですでに彼の頭の中には完成形が見えていて、それしか見えてないから「ほら、そっくりだろ?」と無邪気に言う。言っちゃう。言えるんじゃないかな~だったらいいな~とか。妄想(笑)。そういう可愛い隙のあるひと、大好きだし…。いやもう、ほんとーに好き。

 たった今「リリカル」という言葉の正確な意味を知ってビックリしました。…うっわ~?

 今日の百人一首。

 契りきなかたみに袖をしぼりつつ末の松山波越さじとは
 (決して、決して、決して、心変わりはしないと誓ったのに!)

 作者・清原元輔(きよはらのもとすけ)。昨日祖父をやりましたから、今日はこのひと。清少納言の父です。後撰集の選者のひとりで、非常~に有名な歌人でもあります。清少納言は父大好きで誇りでしたが、あんまりスゴすぎるのでちょっと重荷でもあり…でした。

 さて今日の歌、ふられた人の代理で詠んであげましたもので、フった相手を責める感じになっております。逢えた喜びの涙で濡れた袖を絞りあいつつ(そんだけ泣いたんですねぇ)、「末の松山を波が越す」=「太陽が西から昇る」ことがないように、いつまでも心変わりはしないよ、と約束したのに!したのにぃいいい!フるなんて酷い!!…詩的に責めてます。…歌人って、凄い(笑)。しかしこういう歌って、詠んだからと言って恋人が帰ってくるかは分からないっていうかむしろ帰ってきませんよね。すると詠んだ心境っていうか伝えたい心境は「チクショー!」だけなんでしょうか。難しいなぁ。
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