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ろめ日々の雑記=すなわちその日どんなネタを考えていたか、と化している妄想屋の日々の戯言



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 最近ガーガー吠えてます。意味もなく「ぎゃー」とか「がおー」とか叫んでみる。なんかそういう時ってありませんか。傍から見てると超ヘンなひと。

 今日の百人一首。

 夕されば門田の稲葉おとづれて葦のまろやに秋風ぞ吹く
 (夕暮れ、稲を揺らして吹く風はこの田舎家にも吹き渡ってきますよ)

 作者・大納言経信(だいなごんつねのぶ)。源経信です。彼のあだ名は「三船の才人」。褒めてます。でもちょっと出だしがアホなエピソードです…。

 白河上皇が大井川で豪勢に遊んだ時がありました。漢詩の船、和歌の船、音楽の船、と名前のついた三艘の船を出して、それぞれ乗った船の名前の業を競い合うのです。んで、経信さん、遅刻しました(爆)。もう船は出ちゃった。岸辺から叫びます「のーせーてー!」船から答が返ります「三艘あるんだぞ!どれを岸に付けろって?」叫び返します「なんでもいいよー!どの船でもオッケーだよ!」。

 結局、経信は「音楽の船」で琵琶を弾きました。なんと、モテ楽器弾きやがって(笑)。しかも漢詩と和歌を作って、上皇にキッチリ捧げました。「あいつ何でもできるぜ…」と認識された経信、以来「三船の才人」と呼ばれたそうです。

 経信はあの藤原公任、あの、7ヶ月も「出仕なんかするか、フン!」ってやってた強烈公任さんと並べて語られるよーなすごいひと、らしいです。和歌も学問も同格だってさ。……のせいなんでしょうか、公任の歌も情景歌でしたが、経信のも情景歌ですね。今日の歌は経信が自分の別荘で「よっしゃ、じゃあ農民気分!」とか言って詠んだ歌です。秋が来たよー。「葦のまろや」が声に出すとちょっと高めになって気持ちいいところ。
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