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ろめ日々の雑記=すなわちその日どんなネタを考えていたか、と化している妄想屋の日々の戯言



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 ブンガクを勉強する時に悩むところ。作家と作品はどこまで関連づけて考えるべきなのか?………そのひとが書いた時に何を考えていたのか考えるのは、作者の意図を知る上では重要でしょうが、意図がそのまま物語の正解とは限らず…作者本人も「読み」を楽しんでいるかもしれず…読むひとによって読み方は千差万別で…んでもって結局作者に聞くしか「正解」はない上に下手すると作者の言も「作者の言」であって「正解」ではないかもしれず…。

 『WILDe BEAUTY(ワイルド・ビューティ)~オスカー・ワイルド、或いは幸せの王子~』を観てきました。博品館劇場にて。うっしろの方の席だったんですが、キャンセルが出たとかで前の方に変更になりました。見やすかった。

 何というか、出演者のひとりと演出家目当てで行ったわけですがぁ…(朝澄けい嬢(※個人的にこのひとの男役は私の中のオロドレスのイメージだ(笑))と荻田浩一先生)。なんていうかもう相変わらずな彼ら…!オギーの舞台におけるかよこのイメージはいつも「儚げで清楚で物静かなおとなしい女、と見せかけといてその実芯は強すぎるくらいしっかり者」なんだなぁとか思って苦笑したり、いつものオギーワールド全開で、なんとも耽美かつ薄っすら暗い(笑)。あとチラリズムを熟知したエロさってのはやっぱダンサーの体にあしらわれる衣装だからこそかと納得したり。サロメのあまりの美しさにブったまげたり。なんか大変な3時間でした。

 自己弁護すら弁護になってなかったりする時もあるし、ましてや作家に至っては何が本当やら嘘やら。本当って何?嘘って何?愛って何?とドツボにハマってる人種。変わり者がいい職業、普通のひとだよと言い張る職業。そんな彼らに作品を解説なんて無理だと思う今日この頃。何が書きたかったのかわからない作品もあるし、何が書きたいわけでなく書いた作品もあるし。読んだひとのご自由に、でも私が伝えたかったのはコレですよ、ってさらっと言えればいいんだけど、かといってそれが読んでて伝わるかどうかは別のところ。………分析されたらどういう結果が出るんだろ。すっごくすごく気になるのです。
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