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ろめ日々の雑記=すなわちその日どんなネタを考えていたか、と化している妄想屋の日々の戯言



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 はや積み果てつ。ってなわけで『舞姫―MAIHIME―』(森鴎外原作「舞姫」より)を観てきました。花組青年館公演です。私の大ッキライな豊太郎を結構好きかもしんない愛音羽麗氏がやる。わくわく。という心持で行って来ましたことよー。

 結果。私はまぁ「ちょっと豊太郎を見直した」。っつーかな、突き詰めていけば好きなタイプだと思うのよ、豊太郎。でもなんかムカつくから好きじゃないのよ、豊太郎。むしろ私は相沢謙吉さんが大好きだ。そりゃもう大好物だ。好きすぎる。相沢さんはいいやつだと思うんだ…!そしていい男だと思うんだ…!たとえ豊太郎とエリスからすればふたりの仲を引き裂いた悪魔のよーな化け物のよーな男であったとしてもだ!まぁ、豊太郎がちょこっと恨むのも納得はいきますが、いやしかし本当に奴のような良い友はまずいまい。

 ………かような次第で(はい?)「舞姫」が原作な以上カッコ悪い相沢さんが出てくる可能性はゼロに等しいわけで、ええ、そらもう素敵な相沢さんでしたけど、違うんだ今回の目的は相沢さんじゃないんだ!豊太郎なんだ!!……ええ、ちょっとですけど見直しました。納得っつーか、いや私は高校の時に現国でやったし、教育実習で拒否ったし(爆)(「3年の舞姫やる?」「絶対やです」)まがりなりにも国語教職持ってる以上解釈だのなんだのやれなきゃいかんし実際やれるし豊太郎の心情は~だのこの当時の日本社会の考え方は~だのさんざっぱらやったわけですけれども、うーん、芝居で観ると余計感情移入しやすいからなんかすっごくストンっと納得いくのです。真面目なひとなのよね。んでもってエリートがちょっと道を逸れるとイヤンなことになるという。

 今回観ていてすごく「おお!」と思ったのは「エリスには豊太郎の考え方が理解できない」という主旨がしっかり打ち出されていることと、脇の話の方で自費留学してる画家の日本人君がいるのですが、彼は肺炎で死んじゃうんですが、熱に浮かされてる時にはもう日本語しか出てこなくって、ドイツ人の彼女に「ドイツ語わからないのっ。変な日本語ばっかりうわ言言うの…!」と言われてるシーンでした。そらそうだ。切羽詰ったら母語しか出ないよ、たぶん。

 ……おそらく、演出家の植田景子先生も豊太郎はキライだと見た(笑)。で、キライだから好きになれるように努力したんだ、作家の妄想力で!んでキライなんだけど、よく考えれば好きになるポイントはたくさんあるからそこを最大限に乙女チックに膨らませたんだ、そうに違いない!とかいうのが総合の感想です(爆)。

 はーなんだか3月が飛ぶように過ぎていきますことよ…。あちこちネタは出るのにどーにも纏まりません。明日からは最終手段の一枚チャートに突入してみようかと思います。紙を中心から書いて書いて埋めてくんです。キーワードとか台詞とか人物関係図とかで。一度フィンウェさんでやってみたことあるんですけど、あれ、整理されて纏まるんですよね~。まとまりますようにっ。
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