ろめ日々の雑記=すなわちその日どんなネタを考えていたか、と化している妄想屋の日々の戯言
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卒業論文を出して教員免許の発行申請をして締め切り間際に来てない友人家に久々のイエデンしてどもって急遽別の友人と『エル・アルコン―鷹―/レビュー・オルキス―蘭の星―』を観に行ってきました。星組公演です。ああああもうすでに卒制の校正ミスをみっつも見つけてしまったぁああああクヤシー!
エル・アルコンは同名の青池保子氏のマンガが原作でございます。エル・アルコンだけでなくてあのシリーズまるっと入れて纏めてすととととん!って感じです。原作をしっかり把握してると「えー」とか「マジでっ!?」とか爆笑ポイントとかが妙にあって、終了後にちょっと蹲って笑ってたら友人に心配されました。当然か。
なんつか、スターウォーズでした(はい?)。音楽がやたらと心地よくて、それはなんでかっていうと、曲自体の美しさと歌い手の巧さもさることながら、ミュージカルっぽいというよりオペラっぽい曲の使い方、もっと言えば映画みたいな音楽の運びだったからです。ていうかよく見たら映画音楽専門の方招いてるのね…だからか(笑)。映画っぽい、そう感じる原因はキャラクターごとのテーマ曲があり、それがことあるごとに出てきて、とりわけ戦闘シーンにうまく使われてることです。ほらスターウォーズなんかその典型でしょ。戦場に幾度ダース・ヴェイダーのテーマ(帝国軍のマーチ)やスカイウォーカーのテーマや愛のテーマ(ハン・ソロとレイア)が流れてたことでしょうか。そんな感じで、ああこの曲が入ってきたってことはヤツが来るな!?とかそういう予想が微妙にたっちゃったりして、……改めて考えるに舞台で戦闘シーンでキャラクターのテーマ曲ってどんだけ新しい試みなのか。そもそも他のミュージカル舞台ではまず戦闘シーンで殺陣やるってあんまりない気がする(勘違いの可能性大)…ていうかほんとに、テーマ曲が混じってくるとかって滅多にない気がする。オペラっぽいなーっていうのはやっぱそのテーマ曲からきてて、オペラはテーマになる旋律をいかに変化させて組み込むかって感じだから…ぶつぶつぶつ。
まぁ、原作からかなりズレてるわりに、人間関係は原作読んでないとちょっと辛いところがあるってのはマズいと思いますが、全体的には楽しい舞台でした。やっぱ曲がいいよもっかい聞きたいよだからもっかい見たいなー、とか。
そういえば見覚えのある衣装がわんさと出てきました(笑)主にお宙の「炎にくちづけを」の時にいろいろ着てた衣装なんですが、一番様変わりしてた旦那の初登場時の白い衣装、あの青の首飾りがないと大分印象違うなーとか。いや、あの衣装の時って青首飾り&帽子ばっかり眼についてたなーというか。嫁さんの喪服ドレスはやっぱドレス自体が可愛い&着るのがスタイルいいあすかちゃん(※遠野あすか嬢)ということで余計に可愛い…
ショーの方はかなり好きです。私好きだあのショー。ただ、あんまりにもタンゴタンゴタンゴタンゴ…なので飽きるとか眠いとかは仕方ないのかなぁ、とか。有名すぎるタンゴ曲ばっかりなのも原因かも?同じ曲の別のシーンがちらつくのです、目の前に。
ちなみに明日はまたアレックス観て来ます。
今日の百人一首。
あらざらむこの世のほかの思ひ出に今ひとたびの逢ふこともがな
(死に逝くこの身の思い出に、もう一度だけ、逢いたい!)
作者・和泉式部(いずみしきぶ)。平安時代の情熱的な歌人と言って名前のあがる筆頭でしょうな。恋多き女です。小式部内侍の母です。
夫のいる身で親王と恋に落ち、その親王が亡くなった後に親王の弟に愛され…さらっと書いただけで何やら凄い遍歴ですね、改めて。うん。親王との恋に関しては『和泉式部記』に綴られていますが、『和泉式部日記』を和泉式部本人が書いたかどうかは謎です。
この歌は、病の床に臥せった和泉式部の詠んだもの。今私は死に逝く身、最期の望みはただひとつ、あなたにあいたい!………なかなか直球です。まぁ、死に瀕した身であまり技巧を凝らされても引くでしょうが(爆)。そういった情熱、開けっぴろげな方向性の情熱って、直球ゆえに、なんかイイです。
……百人一首、百首全部語り終えました(にへら)。卒業制作も書けました。うわーぁー、継続って、力だなぁ…。かみ締めつつ熟睡したいと思います。ぐー。
エル・アルコンは同名の青池保子氏のマンガが原作でございます。エル・アルコンだけでなくてあのシリーズまるっと入れて纏めてすととととん!って感じです。原作をしっかり把握してると「えー」とか「マジでっ!?」とか爆笑ポイントとかが妙にあって、終了後にちょっと蹲って笑ってたら友人に心配されました。当然か。
なんつか、スターウォーズでした(はい?)。音楽がやたらと心地よくて、それはなんでかっていうと、曲自体の美しさと歌い手の巧さもさることながら、ミュージカルっぽいというよりオペラっぽい曲の使い方、もっと言えば映画みたいな音楽の運びだったからです。ていうかよく見たら映画音楽専門の方招いてるのね…だからか(笑)。映画っぽい、そう感じる原因はキャラクターごとのテーマ曲があり、それがことあるごとに出てきて、とりわけ戦闘シーンにうまく使われてることです。ほらスターウォーズなんかその典型でしょ。戦場に幾度ダース・ヴェイダーのテーマ(帝国軍のマーチ)やスカイウォーカーのテーマや愛のテーマ(ハン・ソロとレイア)が流れてたことでしょうか。そんな感じで、ああこの曲が入ってきたってことはヤツが来るな!?とかそういう予想が微妙にたっちゃったりして、……改めて考えるに舞台で戦闘シーンでキャラクターのテーマ曲ってどんだけ新しい試みなのか。そもそも他のミュージカル舞台ではまず戦闘シーンで殺陣やるってあんまりない気がする(勘違いの可能性大)…ていうかほんとに、テーマ曲が混じってくるとかって滅多にない気がする。オペラっぽいなーっていうのはやっぱそのテーマ曲からきてて、オペラはテーマになる旋律をいかに変化させて組み込むかって感じだから…ぶつぶつぶつ。
まぁ、原作からかなりズレてるわりに、人間関係は原作読んでないとちょっと辛いところがあるってのはマズいと思いますが、全体的には楽しい舞台でした。やっぱ曲がいいよもっかい聞きたいよだからもっかい見たいなー、とか。
そういえば見覚えのある衣装がわんさと出てきました(笑)主にお宙の「炎にくちづけを」の時にいろいろ着てた衣装なんですが、一番様変わりしてた旦那の初登場時の白い衣装、あの青の首飾りがないと大分印象違うなーとか。いや、あの衣装の時って青首飾り&帽子ばっかり眼についてたなーというか。嫁さんの喪服ドレスはやっぱドレス自体が可愛い&着るのがスタイルいいあすかちゃん(※遠野あすか嬢)ということで余計に可愛い…
ショーの方はかなり好きです。私好きだあのショー。ただ、あんまりにもタンゴタンゴタンゴタンゴ…なので飽きるとか眠いとかは仕方ないのかなぁ、とか。有名すぎるタンゴ曲ばっかりなのも原因かも?同じ曲の別のシーンがちらつくのです、目の前に。
ちなみに明日はまたアレックス観て来ます。
今日の百人一首。
あらざらむこの世のほかの思ひ出に今ひとたびの逢ふこともがな
(死に逝くこの身の思い出に、もう一度だけ、逢いたい!)
作者・和泉式部(いずみしきぶ)。平安時代の情熱的な歌人と言って名前のあがる筆頭でしょうな。恋多き女です。小式部内侍の母です。
夫のいる身で親王と恋に落ち、その親王が亡くなった後に親王の弟に愛され…さらっと書いただけで何やら凄い遍歴ですね、改めて。うん。親王との恋に関しては『和泉式部記』に綴られていますが、『和泉式部日記』を和泉式部本人が書いたかどうかは謎です。
この歌は、病の床に臥せった和泉式部の詠んだもの。今私は死に逝く身、最期の望みはただひとつ、あなたにあいたい!………なかなか直球です。まぁ、死に瀕した身であまり技巧を凝らされても引くでしょうが(爆)。そういった情熱、開けっぴろげな方向性の情熱って、直球ゆえに、なんかイイです。
……百人一首、百首全部語り終えました(にへら)。卒業制作も書けました。うわーぁー、継続って、力だなぁ…。かみ締めつつ熟睡したいと思います。ぐー。
生きてます
これから校正しまっす…
今日の百人一首
天の原ふりさけ見れば春日なる三笠の山に出でし月かも
(大空を見渡せば、故郷と同じ月が見える!)
作者・安倍仲麿(あべのなかまろ)。百人一首中、唯一外国で詠まれた歌です。仲麿は16歳で遣唐留学生になり、唐へ行ったっきり、唐で役人になって過ごしておりました。この歌は50歳過ぎてから、また遣唐使が日本からやって来たのを機に「ああ帰りたい、やっぱり帰りたい、……もう帰るー!」となった仲麿のために開かれたお別れパーティーで詠んだ歌です。
空に浮かぶ月は、故郷の春日にある三笠の山にのぼったあの懐かしい月!故郷が恋しいと歌った仲麿はその後の船で日本へ向かいますが、嵐で難破、ベトナムへ漂着。長安へ戻り、唐の役人として一生を終えることになります。享年72歳。王維や李白と親しく付き合いのあった仲麿、中国名は朝衡といいます。
小学校で百人一首を覚える前からこの歌は私の得意札でした(笑)。なぜこれだったのかは記憶が定かではないのですが、「あまのはら」という出だしがめちゃめちゃ好きだったのは覚えてます。や、勿論今でも好きです。
これから校正しまっす…
今日の百人一首
天の原ふりさけ見れば春日なる三笠の山に出でし月かも
(大空を見渡せば、故郷と同じ月が見える!)
作者・安倍仲麿(あべのなかまろ)。百人一首中、唯一外国で詠まれた歌です。仲麿は16歳で遣唐留学生になり、唐へ行ったっきり、唐で役人になって過ごしておりました。この歌は50歳過ぎてから、また遣唐使が日本からやって来たのを機に「ああ帰りたい、やっぱり帰りたい、……もう帰るー!」となった仲麿のために開かれたお別れパーティーで詠んだ歌です。
空に浮かぶ月は、故郷の春日にある三笠の山にのぼったあの懐かしい月!故郷が恋しいと歌った仲麿はその後の船で日本へ向かいますが、嵐で難破、ベトナムへ漂着。長安へ戻り、唐の役人として一生を終えることになります。享年72歳。王維や李白と親しく付き合いのあった仲麿、中国名は朝衡といいます。
小学校で百人一首を覚える前からこの歌は私の得意札でした(笑)。なぜこれだったのかは記憶が定かではないのですが、「あまのはら」という出だしがめちゃめちゃ好きだったのは覚えてます。や、勿論今でも好きです。
どう考えても朝の健全な光の下で書けるような話でないからこんな感じの時間帯からせっせと励んでおるわけですけれども、いやでもいつものロマンチストな文体でいったら先生方も騙されてくれるかしらっつーかA面(奇数ページ)小説でB面(偶数ページ)砕けきった解説モドキの謎な本(一応かろうじて本形態で出すのですよ卒論は)、いいのかしら。しかし主査はゼミの先生だからむしろオールオッケーとして、副査もどうやらあの先生ということで、これはラッキーかもしれん、が、当初の予定とはもう掠りもしない妙なブツになってる。……時間がない。がんばります。
今日の百人一首。
明けぬれば暮るるものとは知りながらなほうらめしき朝ぼらけかな
(夜明けなんか来なければいい。あなたといたい!)
作者・藤原道信朝臣(ふじわらのみちのぶあそん)。この歌、平安時代の結婚形態を理解してないと面白くも何ともないですね…。訳はそこらへん考えて訳してみましたが、いかがでしょう?本当はこの後に「仕事なんか知るか!」とか付けたいところです(笑)。
平安時代の貴族の結婚形態は通い婚。男が女の家に通います。日が暮れれば大体宮仕えはおしまい、恋人の家に行って夜明けまで仲良くし、夜明けになると別れて自分の家に帰ります。そして出勤。この繰り返し。
『夜が明ける、そうすればやがて日は暮れて、あなたに会える…そうは分かっていても、別れの夜明けは辛いものです』端正に訳すとこんな感じですね。新婚ラブラブの夫婦が出勤前のお見送りにやたら時間がかかる感覚…とでも言っちゃいましょうか。そりゃ、ちゃんと仕事終わって帰ってくれば会えますよ。会えるのはわかってるけどでも、でもでも、…という気分。道信は23歳で亡くなってますから、どう考えても老練な恋ではありません。まさに新婚気分でしょう。名残惜しくて後ろ髪引かれまくって、そんな情熱は、嫌いじゃありません。嘘です大好物です。
今日の百人一首。
明けぬれば暮るるものとは知りながらなほうらめしき朝ぼらけかな
(夜明けなんか来なければいい。あなたといたい!)
作者・藤原道信朝臣(ふじわらのみちのぶあそん)。この歌、平安時代の結婚形態を理解してないと面白くも何ともないですね…。訳はそこらへん考えて訳してみましたが、いかがでしょう?本当はこの後に「仕事なんか知るか!」とか付けたいところです(笑)。
平安時代の貴族の結婚形態は通い婚。男が女の家に通います。日が暮れれば大体宮仕えはおしまい、恋人の家に行って夜明けまで仲良くし、夜明けになると別れて自分の家に帰ります。そして出勤。この繰り返し。
『夜が明ける、そうすればやがて日は暮れて、あなたに会える…そうは分かっていても、別れの夜明けは辛いものです』端正に訳すとこんな感じですね。新婚ラブラブの夫婦が出勤前のお見送りにやたら時間がかかる感覚…とでも言っちゃいましょうか。そりゃ、ちゃんと仕事終わって帰ってくれば会えますよ。会えるのはわかってるけどでも、でもでも、…という気分。道信は23歳で亡くなってますから、どう考えても老練な恋ではありません。まさに新婚気分でしょう。名残惜しくて後ろ髪引かれまくって、そんな情熱は、嫌いじゃありません。嘘です大好物です。
卒論はあとSS百本書けば終わりです(さらっと言ったな)。最悪SSナシで出します(笑)。
月組東京特別公演『A-“R”ex―如何にして大王アレクサンダーは世界の覇者たる道を邁進するに至ったか―』を観て来ました。わぉ、改めて書くと長い副題!
難解だと吹き込まれていったので、一体どんなトンデモ話かと思いましたが…全然難解じゃありませんでした。っつか明快。ただ、なんていうかギリシャ悲劇にシェイクスピア悲劇のフリカケかけたハッピーエンド(?)の宝塚歌劇、って感じで(何それ)(つまり古典劇ベースのタカラヅカ的歌入り芝居ってこと)、私的には非常に満足かなり好物もっかい観たい(実際観ます)でしたが、確かにこれは賛否両論、というか好き嫌いがキッパリハッキリ分かれる作品だなぁ、と…。台詞をきっちり聞く精神さえあれば予習は何も要りません。全部言ってくれる。もっと凄いこと言っちゃえば、一幕の頭さえ観ておけば、後の一幕全部眠ってしまったとしても、二幕観れば話はわかるしそれなりに感動します。だって母上が今日そうだったもの…。
「眠い」という意見があるようですが、そうですね、確かに眠いポイントがふたつばかりございます。ただ不思議なことに、退屈だとか詰まらないから眠いというのでは何か無い気がするんですよ(爆)。強いて言えば心地よい。私本日朝もはよからガリガリ書いてましたんで、ちょっぴり睡眠不足のきらいはあるのですが、葡萄で蛇の(なんて言い草)ディオ君の登場シーンとか、アレックスと母上の対話とか、何が原因なんだか知りませんがうとうとと眠気を誘います。でも大丈夫、そこ全く知らなくても何とかなるよ!(それいいのかよ)でもちょっとアレックスと母上の対話シーンでガクリといってしまっておそらく肝心の台詞を聞き逃したか脳みそキャッチしそこねたのが悔しいです。愛についてなのですが。まぁそこを聞き逃しても何故アレックスが東を目指したかは二幕で分かるんですけど。
これはアレクサンドロス大王の話です。アレクサンドロス3世、アレキサンダー、イスカンダル、アレックス。んなもんタイトル見ればわかるか。この『世界』は舞台に見立てられており、登場する人物は役者であり役の人物であり…。舞台の始まりから語られていますが、終わりで『現実』に戻るわけではなく、むしろ『現実』はどこかへ消えてしまい、舞台の中のどこかでまた別の『舞台』に迷い込んでいたような…そんな感じです。愛しのみほこちゃん(※彩乃かなみ嬢)はニケ役で、可愛い顔してにこにこ上機嫌かと思えば、微笑みつつ「皆殺し~♪」とか美声で歌ってくれたりします(どんな解説だ)。大丈夫、ラストはハッピーエンドです。「あなたがそう思うのなら」@ニケ……私はハッピーエンドだと思います。非常にタカラヅカしてる。まさかギリシャ悲劇で始まってタカラヅカで終わるとは(笑)。
あさこちゃん(※瀬奈じゅん氏)がまたお見事です。根は暗い方で、人生にちょっと絶望してて、すごい繊細で、考えすぎで、やるせない美形です。うーん、好物(むぐむぐ)。いつも思うのですが月組トップコンビはなんかマイナーなので、うかつにシリアスやると舞台がどん底に暗くなります。そこも好きなんですが、やっぱりラストの密かにちょっぴりラブいところが本当にラブラブで幸せになります。毎回そうですがみほこちゃんの歌に癒されすぎます。ってかみほこちゃんの歌からきりやん(※霧矢大夢氏)の歌に引き継いで、その合間にタキさん(※出雲綾姐さん)の語り入るって…なにその新しい展開。新鮮すぎる。うますぎる。
あとなんか、世界征服について新しいっていうか納得な見解いただきました。オギー(※演出家・荻田浩一氏)、ありがとう。私は今まで男が世界征服をしたがる気持ちがさっぱり分からなかったが、「世界征服」でなく「世界統一」と考えたら多少分かったよ。つまりは「まとめたい願望」なわけだね。分かれているからまとめたい。果てがあるから遠くに行きたい。ここに居たいから遠くへ行く。
………思ったことと言えば、キムシン(※演出家・木村信司氏)とオギーの主張自体はむしろ同じなんじゃないかなということ。キムシンが直球大声勝負の応援団とすれば、オギーは一対一の教授との個人指導って感じだ。ただしどちらも、質問するのにめっちゃ勇気がいる。
さて、昨日何も言わずに黙り込んでサボった百人一首。
立ち別れいなばの山の峰に生ふるまつとしきかば今帰り来む
(待っていてくださるなら、すぐに帰ってみせましょう!)
作者・中納言行平(ちゅうなごんゆきひら)。在原行平です。あの業平の兄です。この歌は行平が因幡の国(鳥取)の国司に任命されたとき、恋人に贈った歌です。
『私はあなたとお別れして因幡の国に行かなければいけません。でも稲葉山に生えている松のようにあなたが待っていてくれるのなら、すぐに帰って来ましょう』
因幡の国の稲葉山。それに「往なば」を掛け、松に待つを掛け、いま帰り来む、ですっきり纏めています。巧い歌だなぁ、と思うんですけどね。飼い猫がいなくなった時、この歌の下の句を紙に書いて戸口に貼っておくと、猫が帰ってくるという都市伝説というか、おまじないがあるようで…。ってことは行平は猫かい、とか思ってしまうんですが(こらこら)、飼い猫行方不明の飼い主さま、話の種に試してみてはいかがでしょう?
月組東京特別公演『A-“R”ex―如何にして大王アレクサンダーは世界の覇者たる道を邁進するに至ったか―』を観て来ました。わぉ、改めて書くと長い副題!
難解だと吹き込まれていったので、一体どんなトンデモ話かと思いましたが…全然難解じゃありませんでした。っつか明快。ただ、なんていうかギリシャ悲劇にシェイクスピア悲劇のフリカケかけたハッピーエンド(?)の宝塚歌劇、って感じで(何それ)(つまり古典劇ベースのタカラヅカ的歌入り芝居ってこと)、私的には非常に満足かなり好物もっかい観たい(実際観ます)でしたが、確かにこれは賛否両論、というか好き嫌いがキッパリハッキリ分かれる作品だなぁ、と…。台詞をきっちり聞く精神さえあれば予習は何も要りません。全部言ってくれる。もっと凄いこと言っちゃえば、一幕の頭さえ観ておけば、後の一幕全部眠ってしまったとしても、二幕観れば話はわかるしそれなりに感動します。だって母上が今日そうだったもの…。
「眠い」という意見があるようですが、そうですね、確かに眠いポイントがふたつばかりございます。ただ不思議なことに、退屈だとか詰まらないから眠いというのでは何か無い気がするんですよ(爆)。強いて言えば心地よい。私本日朝もはよからガリガリ書いてましたんで、ちょっぴり睡眠不足のきらいはあるのですが、葡萄で蛇の(なんて言い草)ディオ君の登場シーンとか、アレックスと母上の対話とか、何が原因なんだか知りませんがうとうとと眠気を誘います。でも大丈夫、そこ全く知らなくても何とかなるよ!(それいいのかよ)でもちょっとアレックスと母上の対話シーンでガクリといってしまっておそらく肝心の台詞を聞き逃したか脳みそキャッチしそこねたのが悔しいです。愛についてなのですが。まぁそこを聞き逃しても何故アレックスが東を目指したかは二幕で分かるんですけど。
これはアレクサンドロス大王の話です。アレクサンドロス3世、アレキサンダー、イスカンダル、アレックス。んなもんタイトル見ればわかるか。この『世界』は舞台に見立てられており、登場する人物は役者であり役の人物であり…。舞台の始まりから語られていますが、終わりで『現実』に戻るわけではなく、むしろ『現実』はどこかへ消えてしまい、舞台の中のどこかでまた別の『舞台』に迷い込んでいたような…そんな感じです。愛しのみほこちゃん(※彩乃かなみ嬢)はニケ役で、可愛い顔してにこにこ上機嫌かと思えば、微笑みつつ「皆殺し~♪」とか美声で歌ってくれたりします(どんな解説だ)。大丈夫、ラストはハッピーエンドです。「あなたがそう思うのなら」@ニケ……私はハッピーエンドだと思います。非常にタカラヅカしてる。まさかギリシャ悲劇で始まってタカラヅカで終わるとは(笑)。
あさこちゃん(※瀬奈じゅん氏)がまたお見事です。根は暗い方で、人生にちょっと絶望してて、すごい繊細で、考えすぎで、やるせない美形です。うーん、好物(むぐむぐ)。いつも思うのですが月組トップコンビはなんかマイナーなので、うかつにシリアスやると舞台がどん底に暗くなります。そこも好きなんですが、やっぱりラストの密かにちょっぴりラブいところが本当にラブラブで幸せになります。毎回そうですがみほこちゃんの歌に癒されすぎます。ってかみほこちゃんの歌からきりやん(※霧矢大夢氏)の歌に引き継いで、その合間にタキさん(※出雲綾姐さん)の語り入るって…なにその新しい展開。新鮮すぎる。うますぎる。
あとなんか、世界征服について新しいっていうか納得な見解いただきました。オギー(※演出家・荻田浩一氏)、ありがとう。私は今まで男が世界征服をしたがる気持ちがさっぱり分からなかったが、「世界征服」でなく「世界統一」と考えたら多少分かったよ。つまりは「まとめたい願望」なわけだね。分かれているからまとめたい。果てがあるから遠くに行きたい。ここに居たいから遠くへ行く。
………思ったことと言えば、キムシン(※演出家・木村信司氏)とオギーの主張自体はむしろ同じなんじゃないかなということ。キムシンが直球大声勝負の応援団とすれば、オギーは一対一の教授との個人指導って感じだ。ただしどちらも、質問するのにめっちゃ勇気がいる。
さて、昨日何も言わずに黙り込んでサボった百人一首。
立ち別れいなばの山の峰に生ふるまつとしきかば今帰り来む
(待っていてくださるなら、すぐに帰ってみせましょう!)
作者・中納言行平(ちゅうなごんゆきひら)。在原行平です。あの業平の兄です。この歌は行平が因幡の国(鳥取)の国司に任命されたとき、恋人に贈った歌です。
『私はあなたとお別れして因幡の国に行かなければいけません。でも稲葉山に生えている松のようにあなたが待っていてくれるのなら、すぐに帰って来ましょう』
因幡の国の稲葉山。それに「往なば」を掛け、松に待つを掛け、いま帰り来む、ですっきり纏めています。巧い歌だなぁ、と思うんですけどね。飼い猫がいなくなった時、この歌の下の句を紙に書いて戸口に貼っておくと、猫が帰ってくるという都市伝説というか、おまじないがあるようで…。ってことは行平は猫かい、とか思ってしまうんですが(こらこら)、飼い猫行方不明の飼い主さま、話の種に試してみてはいかがでしょう?
