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ろめ日々の雑記=すなわちその日どんなネタを考えていたか、と化している妄想屋の日々の戯言



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 いなびかりが走った瞬間の空の色。あのなんとも言えない紫。あれ、ろめのフィンゴンの目の色です。

 やっぱり花火は殺されるぅっと思うほど苦手ですが、雷は大好きです。ぞくぞくしつつウキウキします。濡れるもまた良し。夏だからね。ただひとついただけないのは、足の指の間をしゅるしゅる水が通るのはむしろ気持ち良いとして、どうしたって砂粒砂利がこんにちはすることです。うー、ざりざりはイヤ。

 父名母名って、ノルドールだけの習慣ですかねぇ。なんだってそんなもんが出来たのか、というよりもむしろ出来たのは父名だと思うんですが、そこらへん考えてバイトを乗り切りました。

 だって母名って、あんまりにも直球すぎる物言いではないか。いくら「こんな子になるのねー」が分かったにしても、きっぱりはっきり言いすぎだよ。それとも参考対象が奴らだからなのか?ネアダネルが豪気すぎるということか?

 そもそも名前というのはどうやって付けるかと言うとさ、日本だと大抵「こんな子になったら良いな♪」な大小なりとも願いがこめられてるとか、名づけたひとの好きな名前とか音の響きとか、あと出来事とか、生まれた日の状況とか暦から付ける。外国、特に英語圏だと聖人にあやかる、伝承にあやかる、そして親の名前をまんま付ける。うんこれさ。親の名前まんま付けるって、日本人的にはどーよと思ったりするが、その昔には日本だってやってたこともあるわけで。諸事情により古事記読んでて思ったんだよね、あー、ヤマトタケルの幼名(って言うのかなぁ…)の「オウスノミコト」んで兄さんが「オオウスノミコト」これって大小つけて年齢区別してあるだけで、二人とも「碓命」っつー名前なのかぁ、って。まぁ日本だとせいぜい兄弟で被る名前つけるくらいで、親子だと被りませんが。…そんじゃダメか。まぁいいや。ぶっちゃけ私は親の名前まんまってどうよと思うひとなので、まんまは却下したいところですが、ちょっとヒネり入れて同じ名前、とかは大好きです。だからやたらとフィンウェさんにこだわりすぎてるフェアノールは大好きです(告るな)。

 で、おそらくクウェンディってのは、もともと母ちゃんは産んだら即「この子はこんな子」っていう超曖昧かつ漠然とした未来が視得たりするんだと思うわけ。だから、湖世代の名前ってのは全面的に母名だと思うわけ。……3使節とかさ、母名だと思うのですよ。生涯から総合的に見て、まぁ当たってるっちゃ当たってるっていうか、確かに性質を表してるんだなぁ、と。

 んじゃそのまま母名ひとつで人生乗り切っていけばいいものを(ヤだったらあだ名(ところでエペッセってあだ名なんだろうか)とか添え名とかでごまかせばいいわけで(笑))、なんでノルドールだけ「家系の名前」であるところの(一応そう定義付けられているはずだ…。公式名称)父名が出来たのか?これが今日のぐるぐる。

 ……単純な話。家系やら誰と誰がどういうつながりなのか、にこだわるのはノルドールなのだろうと。普通にテレリ(っていうかシンダール)もこだわってそうですけど、ノルドールほど厳密かつ細かいこだわり方はしないことでしょう。ヴァンヤ?あの「おとな」と「こども」というとらえ方しかしないどんぶり氏族に何か文句でも?(それ捏造ですから!)

 そしてもっと阿呆な話。父親が突然「僕だって名前付けたい!」とか言い始めるのはノルドールだろうと。「やだやだやだやだそんな不幸になりそうなっていうかからかわれそうな名前!僕の名前でいーじゃん僕の名前あげるよそれで呼ぼうよ!」「仕方ないでしょそういう子(になりそう)なんだから!聞いたことないわよ父親が名前付けるなんて!」「だってー!」「何がだってよ!」「わかったよ、じゃあお知恵さんに聞きに行こう!」←困った時(第3者判断が必要な時)のお知恵さん。

 で、お知恵さんたら「付けたら?」とか言い出すわけだ。「呼びたくないなら好きに呼んだら良いんじゃない?親密な相手にどう呼ばれたいかっていうのは成長した本人が選ぶことだし、名前がたくさんあっても困らないんだから」とな。で、それもそーかと帰っていったとある夫婦からノルドール中で流行りだし、親の名前まんまとかでなくてちょっとヒネり入れたりして、気が付いたらあんまり性質まんまな名前ってちょっと恥ずかしいからヒミツの名前にしちゃわない?とかいう理由で母名を秘密にする奴(父名母名持ってるご本人)が増えてきて、そのうち政治形態が整ってきたりして「公式」というものが出来るとすっかり呼び分けが完成すると。そんなんでどうでしょう。

 んで最初の頃は父名が定まるまでに結構紆余曲折あったり間が空いたりすると思う。っていうかフィンウェさんの子孫の父名っていうのは多分に母名っぽいものを含んでいて、特出した所が目立ちはじめてから父名決定、みたいなところがあるから、父名が紆余曲折するのは当たり前のことでいかがでしょう。フェアノールだって「フィンウェミンヤ」から「クルフィンウェ」になったわけで、フィンウェさん、立派な母名がイヤだとでも?(笑)

 そんなことしてるから息子も父名の付け方が母名寄りのヘンなのになるんだよ。たまに何も考えてないだろってネーミングあるし…。

 にしてもだな。

 ネルヤフィンウェ・マイティモ 「3人目のフィンウェ」「良い姿のもの」
 カナフィンウェ・マカラウレ 「強き声のフィンウェ」「黄金を裂くもの」
 トゥルカフィンウェ・ティエルコルモ 「強きフィンウェ」「素早く起こすもの」
 モリフィンウェ・カルニスティア 「暗きフィンウェ」「赤い顔」
 クルフィンウェ・アタリンケ 「技に長けたるフィンウェ」「小さな父」
 ピティヤフィンウェ・アンバルッサ 「小さなフィンウェ」「赤い頭」
 テルフィンウェ・アンバルト 「最後のフィンウェ」「命運尽きたもの」

 並べると何か軽く眩暈がするのだが。最後の双子なんか、両親共に疲れ果ててるのが良く分かるというか。双子の名前はふたりとも投げやりすぎだと思います。だってつまりこんなこと思って付けたんでしょう…。

1、長男
「ふん、3人目のフィンウェだ、他に付けるものか」
「……まー美人」

2、次男
「言葉に長ける、というより強すぎるな、言葉が」
「金切り声でほんとに金属だろうが金の光だろうが裂けるわねこの子…」

3、三男
「力持ち」
「せっかち」

4、四男
「これはまた見事な黒髪だな」
「怒りんぼ。血色良いわね」

5、五男
「他に付ける名前が見当たらんわ」
「父親似だし、実際父親だし…」

6、双子
「もういい。このちび達で終わりだ。打ち止めだ」
「もういいじゃない赤毛って呼んどけば。赤いんだから」

 ………お、おかしいなぁ、こんなやさぐれた夫婦になるはずでは…っ(笑)
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