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ろめ日々の雑記=すなわちその日どんなネタを考えていたか、と化している妄想屋の日々の戯言



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 たびたび言っておりますが、片方のジャンルをせっせとインプットすると、なぜかもう片方がアウトプット。どうなってんじゃい私の脳内。

 てなわけでせっせとイベントレポとか煎餅顛末を書いていたら、脳内に降って来たのは性懲りもなくろめネタでしたとさ。ていうか貌のない王ね。また書いちゃった。つづきにしまってありますのでぽちっとどうぞ。

 こうなると今年のろめの更新はこのぼちぼち書いてる貌のない王でお茶を濁すことになりそうな(まだ半年しか過ぎてないやんけ)。いやっ!メールのおへんじも地味に書いてる!あとあのへんの原稿を整理して…ぶつぶつぶつ。

 しかしその前にリアルに引っ越しとか片づけとか楽しい遊びとかが待ってますわな。遊び待ってるならいいじゃん?仕事行きたくねぇええええ(やる気ナシ子)。

 やらなきゃいけない、ことほど後回し(爆)。

「エルフの王とは“何”か」
 にいっと笑って言ったルーエルに、エリエンは肩をすくめて苦笑してみせた。
「また遠慮なく難しいお題を出すものね」
「そんなこと君とくらいしか話し合えない、だろ?」
「いよいよ国家権力に消されるわ」
「学生の特権って言ったのは誰だっけ?」
 真面目くさった顔をして、清々しく踏み外した道を突き進む共犯者と見つめ合う。エリエンとルーエルの間に笑いが絶えたことはない。
「王権神授説とは言いにくいのよね」
「神格と大権も少し違うな」
「民主主義には崇めすぎてる」
「そもそも“王位”なのか?」
「―――最初は違ったわ」
 ふたりはまた顔を見合わせて笑った。結局のところ、どんな話題もどんな謎も、最後には(または、最初には)ここに戻る。
「フィンウェ様か」
「フィンウェさまさまよ」
「……その後だって、まあ、終身制だよなあ」
「そもそも継承概念ができたのがおかしいのよ。死なないのに」
 エリエンはきっぱりと言い切った。ルーエルは目を瞬いた。
「そっか」
「そうよ。死ぬはずじゃないのよ。誰も」
「………そう、か」
「永遠にね。だからひとりでいいの。ひとりしか要らない。民からしたら、そう」
 エリエンは見事な赤毛をくるりと指にからめて……ふと、弾けるように笑いだした。
「いたわ、そう、そうよロウ、ひとりだけいるじゃない。生きて“王位を譲った”のが。ね」
 ぽかんとしたままのルーエルの前で、エリエンは楽しげに宣言した。
「ねえ、公式には彼は3人目の上級王よ?父名通りにね。ネルヤフィンウェ殿――丈高きマエズロス殿は」
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