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ろめ日々の雑記=すなわちその日どんなネタを考えていたか、と化している妄想屋の日々の戯言



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 本を買う、ってことは実はめちゃくちゃ少ない人です。図書館を愛してる。図書館でしつこくしつこく読みまくって数年経過してもなお読みたければ買おうかなって思う。最近はそれでも自由になるお金が増えたので結構買ってますが。ああ、漫画は借りられないので素直に買ってます。でも大体文庫になるまで待つけどね。

 で、ヤクシャ買いをする翻訳者がひとりだけ、いる。つってもあんまり買ってません。だけど彼の名前見たら「うわぁああっ!」って一気にテンション跳ね上がる。で、自分の英語力のなさにがっくりする。日本語として面白い訳なのは勿論ですが、おそらく英語の力があって原書と見比べられたらもう、泣くしかないくらい凄い訳だと思う。

 その名は柳瀬尚紀。

 私と彼の翻訳との出会いは『ゲーデル、エッシャー、バッハ』という本です。一般向けの科学書です。………そう、科学書です。

 今だって読んでも意味不明チンプンカンプンなところだらけの本ですが、そんな意味ワカメな苦痛の最中で悶え苦しむ小学生の私の唯一の救いは柳瀬氏の訳部分。エッシャーの絵やバッハの旋律について…などの「アキレスと亀の対話」。この部分だけは小学生の私でも読めました。そら物語性が強かったからだろうな(爆)。また凄いんです。1章丸ごと対話してるのに回文になってたりするんです。あれは恐れ入った。そうかと思えば訳者あとがきなんかはてっぺんと尻尾を続けて読んでちゃんと文になってるのに、普通に読んでも意味の通る文章だっていう…どこまで遊ぶ気なんだろう、おろおろ。ってな感じです。

 というわけで、やっとこさ「不思議の国のアリス」と「鏡の国のアリス」を買いました。原作のアリスを愛してます。ディズニー・アニメは見たことがありませんがチェシャ猫にがっくりしました。個人的主観の問題。

 アリスは柳瀬氏の訳が好き。あしながおじさんは谷川俊太郎氏の訳が好き。そういうふうに訳者で翻訳物って決まっちゃうと思うのです。ちなみに飛ぶ教室も好きな訳者のがあるんですが、悲しいかな、今訳者の名前を忘れました(爆)。

 仕事フルにやった初めての日でした。半端にヒマなのが嫌だよぉお(そら新人はなーんも仕事出来んからこれから覚えるんだって…)。電話も取ってます。どきどきです。
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訳者ってなに?
訳者ってなに?
BlogPetのフィンウェ URL 2008/04/15(Tue)09:34:00 Edit
それはね。
いいかいお知恵ちゃん。
ここにクウェンヤしかわかんないヴァンヤと、シンダリンしかわかんないテレリがいるとしよう。君の前にだよ。
んで、そのふたりがどうしても話し合わなくちゃいけないことがあるんだって。
君はもちろん、クウェンヤもシンダリンもわかるよね?
そしたらどうする?クウェンヤをシンダリンで、シンダリンをクウェンヤで言い直して伝えてあげるでしょ。
それが「通訳」ってもんです。
「訳者」ってのは「通訳」をしてくれるひと。
特にこの場合は、本でそれをしてくれるひとのこと。

だから…いいかいお知恵ちゃん、君のワガママ言ったクウェンヤ赤表紙本の訳者はフェアノールだよ?
悠樹 2008/04/15(Tue)19:18:31 Edit
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