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ろめ日々の雑記=すなわちその日どんなネタを考えていたか、と化している妄想屋の日々の戯言



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 何の話だって?ドラクエ5では名産品を集めたりするんだけど、今回DS版は自分の名産品(すれちがい通信用)が作れたりするんですよ。まあすれちがい通信の予定はゼロなわけですが(イベント行けばー)。んで、名産品の形は名産品で元からあるヤツ+αなんですが、先日そういやいかにも光かがやく宝石な名産品を手に入れたので、よもやと思っって覗きにいったらあったんですその形。そしたら作ってみるのが…ねえ?(何に同意を求めてるんだか…)

 名産品名:シルマリル(何のひねりもない)。名産品の解説:「とあるファザコンのエルフがつくったほうせき。つねにひかりかがやいている。のろわれてるかも…」………ドラクエにエルフが出てきてよかった(爆)。

 そいで、年中光ってるのがシルマリルなわけなんですが、そういやなんでフェアノールはシルマリルを作ったんだっけ?と初心も初心に返ってみた。

 要約すると、漠然とした不安を抱いたフェアノールが、至福の光を不滅のまま残そうとした。ってことなんだけど、つまりフェアノールは(それこそが漠然とした不安なんだろうが)永遠の命を持つ種族でありながら、幸福の不滅をいっこう信じてないってことね。それってやっぱ両親が原因だろうなぁ。

 教授に神を感じるのはこういう時で。私トールキン教授は超綿密な伏線とか考えつつキャラを作っていったわけでは絶対にないと思ってますんで(楽しく「歴史」を眺めて書いていったのだと思ってます)、たぶんフェアノールは最初に教授の頭にお目見えした時、「シルマリルを作ったエルフ」以外に説明しようのないエルフだったと思うのですよ。それが色々のしあがってそんな家族設定になったわけだけど、そしたらあら不思議、「幸福の不滅と信心」とかいう文脈でも、はたまた家族間の細かい歴史による人格形成上の問題としてもいくらでも好き放題考えてシルマリルをつくった理由などを考察できるようになったわけですよ。そしたら妙なことにけっこうしっくりいく考察ができたりもする。ステキ。

 ちらっと話はズレますが、先日読んだ小説の中にこんなくだりが出てきました(うろおぼえ)。「天才には二種類ある。最低の神か、最高の人間か」つまり最低の神であったならば、神であるからすべてが見えるが、最低ランクのためにぼんやりとしか見えない。最高の人間であったならば、人間であるか何かひとつしかわからないが、最高ランクのためにそのひとつは、はっきり見える。……私、それで言うならフェアノールはどっちかっていうと最高の人間の方だと思いますよ。いや最低の神の片鱗も四方八方に見えますが(なにその言い方ー)。ろめ設定だと最低の神はフィンウェさんでしょな。うん。

 ズレて戻るんですけどね、結局シルマリルってなによ、という答の出ない問題なんかに突入したりするんです。皆が欲しがるシルマリル。欲しがってどーするそんなもん。まあシルマリルの存在意義はその「皆が欲しがる」ところにあるんですけどね――物語上。

 ………エルフのくせに、どうして滅びを見据えるんでしょうか。ノルドール。そのへん、非常に北欧的。
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