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ろめ日々の雑記=すなわちその日どんなネタを考えていたか、と化している妄想屋の日々の戯言



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 つまりそれって現代の公界往来人であるような気がするのですよね。

 私のおやどりであるところの先輩のお別れ会@お昼メンバーをしてきましたよ。ひよこな私の行動はいちいち彼女のツボらしく、今日も行動で爆笑させた模様。笑ってくれい。実はすごいお調子者なんだ。見てのとおり。

 若干酔っているので妄想が変な方向にいく。つづきにまた現パロ。このシルマリル現パロってどうも、フィンウェさんの謎をせっせと解く話になりそうだよね。ふふふふ。私がコール大学の生徒だったら絶対年中こんなことしてるんだけどなあ。

 偽稿好きな私のことですから、このコール大学の授業内容や資料の中身や、そんなこと考えてるのがすごく楽しいです。今会社にかかってるカレンダーがトリニティ・カレッジの図書館で、そういうの見てると余計にくらくらくら。

 あのね、フェアノオル・スケッチの中には公開されてない巻があるはずなのよ。
 エリエンはそう言って、レポート用紙に手早くフェアノオル・スケッチの構成を書き並べていった。フェアノールの作品についてなら、エリエンはかなりの専門家だ。スケッチの内容もほとんど覚えている。――おそらく、刊行されているのがスケッチのすべてではないことも、そして刊行されているにも関わらず、世に出回っていない巻があるだろうことも突きとめている。
 ルーエルはじっとエリエンの手蹟を眺めていたが、ふと、呟くように尋ねた。
「西3教室の窓際、水仙がよく見える席にメッセージを書いた?」
 エリエンはぎくりと手を留めた。
 2年前のこと、『ノルドールⅠ』の授業だ、西3教室を使っていたのは。エリエンは授業を聞いていて、思いついたことを誰かに言いたくなった。だけどその想像が、あまりにとんだ内容だったものだから、友人に言うには憚られた。
「………返事があったわ」
「“DV加害者みたいな性格の奴らが恋人だからだよ”?」
 エリエンはルーエルをまっすぐに見た。
「さすがは“面食い”ルーエルね。王家の事情にお詳しいわ」
「授業で教えないことを考えて気づくのが勉強だろう?」
 二人は真面目くさって目と目を見かわす。先に噴き出したのはエリエンだった。
「“フィンウェってDV被害者みたいな行動してない?”実際DVじゃないかと思うのよね。今も」
「あんまり大っぴらに言うと国家権力に消されるかもな」
「言いたいことを言えるのが学生の特権でしょうに」
「謎多きフィンウェ様を選んだばっかりに卒業できずにこのザマだ」
「本望でしょ」
 エリエンはレポート用紙に「フィンウェ」と書いた。すぐ横に「シルマリエン」と。そしてふたつを等号で結んだ。
「私のテーマはこれよ。……あなたと同じ道をまっしぐらに進みそうね」
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