あの慟哭は産声であるか否か

　ちっこいフェアノールが脳内縦横無尽に駆け回ってくれてますが、またこらあーたやること成すこと全部父上基準、父上のため…。こんなに尽くしてくれる子はそうそういないと思われます。

　………私は、おそらくフィンウェさんへのアイユエニ(ちくしょう認めたくない(爆))フェアノールの発明を何かといっちゃー父上のためなんだろ？と理由をひねり出す傾向にあります。またひねり出しやすい父子でな！これが！そういう意味では隙だらけだよこの父子。

　そしてこの父子に関して思いつくことなど数え知れず。…か、書けるかなぁあ…！(脳内が大ぱにっくですよもう)

　フィンウェさんとミーリエルの離婚が成立するかどうかにはヴァラの大ゲンカが挟まってるわけですが(議論を大喧嘩扱いするない…)、あれを咀嚼するべくもぐもぐやってましたら、片手間・内職大好きな私の脳がぶつぶつ囁き始めました。フェアノールは二度産まれたんじゃないの？と。

　確かに、私の唱えるところでありますフェアノールにとって「フィンウェさん＝世界」説のままに考えるなら、二度産まれたと言っても差し支えはないわけで。フィンウェさんの死＝世界の喪失＝子宮から追ん出された状態、と。なるほどね。

　それとも子宮よりは卵なのかもしれない。卵から出たいけど殻を破りたくない。卵の中味を卵を「傷つけずに」取り出せないと、望みどおりにはいかない、わけです。行きたいが傷つけたいわけではなく。そういう愛だから困るんだ。