ろめ日々の雑記=すなわちその日どんなネタを考えていたか、と化している妄想屋の日々の戯言
×
[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。
『SILVER ROSE CHRONICLE』を観てきました。雪組公演です。シアター・ドラマシティ…つまり東京にては日本青年館公演。うっわ青年館久しぶり!『A/L』ぶりですね。てことは半年ぶりです(笑)。んで、雪公演、主演はユミコさん(※彩吹真央氏・雪組二番手)なわけですけど、相変わらずなんともまぁ、…上手い。もともと好きな芸風ではありますし、たっぷり楽しみました。顔が良くてスタイルも良いひとがダサくなるためには服のセンスがイカれてるくらいしかないんですが、しかし、縦ストライプのシャツに水玉模様のネクタイで上にベスト(しかもシャツの裾が片方出ている)は激しく笑えました。で、製薬会社の庶務課社員ですんで、メガネに腕カバーなの。ベタだ…!
それはどうでも良いんだ(や、良くはないか)。話自体がものすごく王道なヴァンパイアと人間の恋愛物ですんで、王道な展開で王道でいいんですけど、にしてもものすごーくマンガチック。そらこの先生はデビュー作がスラップスティック・コメディを作るひとびとの話だったわけで、その系譜はがっちり続いている…うーん、やっぱデビュー作って何かを表しますよね。で、ポスターやら何やらから受けた印象とは違って、コメディでした。笑いまくりました。一応オチはシリアスに格好よく終えてました。そして私は思い出しました。
高校時代、文芸部で長編連載していた私ですが、文化祭号のみは何が何でも読みきりを書かねばなりませんでした。そして私は2年のとき、ルネサンスの光と闇というテーマで、友人とふたりで連作短編を書きました。友人の選んだネタはヴァンパイアでした(&解剖劇場と神曲)。私の選んだネタは三大巨匠でした(&女体化と天使と芸術至上主義)。どっかで交差させようねぇと言ったが最後、私の主人公ミカエル嬢はヴァンパイア氏に言い寄られ、告白され、迫られ、殺伐とした恋愛遊戯の後にフりました。「お前と一緒にはいけない」と。
ヴァンパイアと人間の恋愛モノって書いたら、終わり方は3パターンくらいしかないと思います。①死に別れ(人間、先に死ぬ) ②一緒に生きる(人間、ヴァンパイアになる) ③子孫と恋愛する(生き別れ?) 今回の『シルバー・ローズ・クロニクル』おそろしいことにこれ3つ全部やりました(笑)。祖父と死に別れ孫と恋愛し、孫は年取った後ヴァンパイアになり(都合よく若返り(笑))ふたりで幸せに夜を生きていくことにしたようです。丸ごとやられるとは思わなかった、すげぇ、と思った。いや、ほんと、そこまでやるか。
私の性格として、そういう場合に一緒に行くという選択をするキャラを書く確率はすごく低い。あ、これ、逆だったらいいんですよ。ヴァンパイアが人間になるんだったら可。命の有限→無限の転換は、なんでしょうか、何かズルい、もしくは凄い罪業な気がするんですよね。そういう選択したひと書いたら間違いなくその後不幸にしてしまいそうな気がします。………うぁ、トゥオル、どうしよう(そこ!?)。
今日の百人一首。
秋の田のかりほの庵の苫をあらみわが衣手は露にぬれつつ
(実りの秋、取り入れ時には田の近くで寝ずの番をするのですけれど、どうでしょう、仮小屋の屋根は苫葺き、たいそう目が粗いので、隙間から滴る夜露に、私の袖はとにかく濡れてしまうのです)
作者・天智天皇(てんじてんのう)。中大兄皇子です。大化の改新の立役者です。天皇がなんでこんなバリバリ農民な歌詠んでるかと申しますと、これにはふたつばかり説があったりします。そのいち、天智天皇、「寝ずの番かぁ、大変だなー」とばかりに農民になったつもりで詠んだ。そのに、もともと農民の労働歌として詠まれたものだ、伝わる際に「天皇さまが詠んでくれたことにしたらハク付くんじゃ?」という考えから↑のようなエピソードがついた。
……どっちでも良いんですけど、んー、天智天皇、どういうキャラかな~。中大兄皇子と言いますと、私、タカラヅカで上演されました『あかねさす紫の花』のイメージが強烈でして、まあ平たく言えば鬼畜…。どうなんでしょうね。うん。ところで天智天皇と言えば、日本で初めて時間を計った方です。水時計をつくって、決まった時間に鐘を叩かせて時を知らせたのです。それから考えるとすごーく頭良くてキッチリした方って気がしますが。
それはどうでも良いんだ(や、良くはないか)。話自体がものすごく王道なヴァンパイアと人間の恋愛物ですんで、王道な展開で王道でいいんですけど、にしてもものすごーくマンガチック。そらこの先生はデビュー作がスラップスティック・コメディを作るひとびとの話だったわけで、その系譜はがっちり続いている…うーん、やっぱデビュー作って何かを表しますよね。で、ポスターやら何やらから受けた印象とは違って、コメディでした。笑いまくりました。一応オチはシリアスに格好よく終えてました。そして私は思い出しました。
高校時代、文芸部で長編連載していた私ですが、文化祭号のみは何が何でも読みきりを書かねばなりませんでした。そして私は2年のとき、ルネサンスの光と闇というテーマで、友人とふたりで連作短編を書きました。友人の選んだネタはヴァンパイアでした(&解剖劇場と神曲)。私の選んだネタは三大巨匠でした(&女体化と天使と芸術至上主義)。どっかで交差させようねぇと言ったが最後、私の主人公ミカエル嬢はヴァンパイア氏に言い寄られ、告白され、迫られ、殺伐とした恋愛遊戯の後にフりました。「お前と一緒にはいけない」と。
ヴァンパイアと人間の恋愛モノって書いたら、終わり方は3パターンくらいしかないと思います。①死に別れ(人間、先に死ぬ) ②一緒に生きる(人間、ヴァンパイアになる) ③子孫と恋愛する(生き別れ?) 今回の『シルバー・ローズ・クロニクル』おそろしいことにこれ3つ全部やりました(笑)。祖父と死に別れ孫と恋愛し、孫は年取った後ヴァンパイアになり(都合よく若返り(笑))ふたりで幸せに夜を生きていくことにしたようです。丸ごとやられるとは思わなかった、すげぇ、と思った。いや、ほんと、そこまでやるか。
私の性格として、そういう場合に一緒に行くという選択をするキャラを書く確率はすごく低い。あ、これ、逆だったらいいんですよ。ヴァンパイアが人間になるんだったら可。命の有限→無限の転換は、なんでしょうか、何かズルい、もしくは凄い罪業な気がするんですよね。そういう選択したひと書いたら間違いなくその後不幸にしてしまいそうな気がします。………うぁ、トゥオル、どうしよう(そこ!?)。
今日の百人一首。
秋の田のかりほの庵の苫をあらみわが衣手は露にぬれつつ
(実りの秋、取り入れ時には田の近くで寝ずの番をするのですけれど、どうでしょう、仮小屋の屋根は苫葺き、たいそう目が粗いので、隙間から滴る夜露に、私の袖はとにかく濡れてしまうのです)
作者・天智天皇(てんじてんのう)。中大兄皇子です。大化の改新の立役者です。天皇がなんでこんなバリバリ農民な歌詠んでるかと申しますと、これにはふたつばかり説があったりします。そのいち、天智天皇、「寝ずの番かぁ、大変だなー」とばかりに農民になったつもりで詠んだ。そのに、もともと農民の労働歌として詠まれたものだ、伝わる際に「天皇さまが詠んでくれたことにしたらハク付くんじゃ?」という考えから↑のようなエピソードがついた。
……どっちでも良いんですけど、んー、天智天皇、どういうキャラかな~。中大兄皇子と言いますと、私、タカラヅカで上演されました『あかねさす紫の花』のイメージが強烈でして、まあ平たく言えば鬼畜…。どうなんでしょうね。うん。ところで天智天皇と言えば、日本で初めて時間を計った方です。水時計をつくって、決まった時間に鐘を叩かせて時を知らせたのです。それから考えるとすごーく頭良くてキッチリした方って気がしますが。
この記事にコメントする