ろめ日々の雑記=すなわちその日どんなネタを考えていたか、と化している妄想屋の日々の戯言
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父上から、こうさぎをもらった。
父上がだっこしておられるから、その白いのはなんですか、と聞いたら「こうさぎだよ」とおっしゃられた。
「世話役はもういるのだけれど、そなたにさしあげようか?話し掛けてやると言葉を覚えて、そのうち喋り出す。そういう、こうさぎなのだよ」
それはおもしろいです、と言ったら、父上はこほんとせきばらいなさって、わたしにむかって、おもおもしくおっしゃった。
「ではクルフィンウェ、そなたに、このこうさぎの面倒は任せよう。世話役がいるのだから勉学の妨げにはなるまい。喋るようになったら私にも知らせておくれ」
はい、と言ってわたしはこうさぎをうけとった。
白くてふわふわしたこうさぎは、長い耳をねかせてねむっている。
「ねえフェアナーロ、おまえ、この子の名前は何だと思う?」
こうさぎを見ていたら、父上がそうたずねられた。
わからないので首をかしげると、父上はにっこりほほえまれて、こう言った。
「“フィンウェ”と言うのだよ。可愛がっておくれね、フェアナーロ」
………え。
わたしがびっくりしている間に、父上はさっていかれた。
+++ +++
「こうさぎが可愛すぎる件について」とかでメールが書けそうな気分で、ちみっこいフェアノールが書きたかったのとドッキングしてこんなことに。多分延々続きます(爆)。
父上がだっこしておられるから、その白いのはなんですか、と聞いたら「こうさぎだよ」とおっしゃられた。
「世話役はもういるのだけれど、そなたにさしあげようか?話し掛けてやると言葉を覚えて、そのうち喋り出す。そういう、こうさぎなのだよ」
それはおもしろいです、と言ったら、父上はこほんとせきばらいなさって、わたしにむかって、おもおもしくおっしゃった。
「ではクルフィンウェ、そなたに、このこうさぎの面倒は任せよう。世話役がいるのだから勉学の妨げにはなるまい。喋るようになったら私にも知らせておくれ」
はい、と言ってわたしはこうさぎをうけとった。
白くてふわふわしたこうさぎは、長い耳をねかせてねむっている。
「ねえフェアナーロ、おまえ、この子の名前は何だと思う?」
こうさぎを見ていたら、父上がそうたずねられた。
わからないので首をかしげると、父上はにっこりほほえまれて、こう言った。
「“フィンウェ”と言うのだよ。可愛がっておくれね、フェアナーロ」
………え。
わたしがびっくりしている間に、父上はさっていかれた。
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「こうさぎが可愛すぎる件について」とかでメールが書けそうな気分で、ちみっこいフェアノールが書きたかったのとドッキングしてこんなことに。多分延々続きます(爆)。
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