ろめ日々の雑記=すなわちその日どんなネタを考えていたか、と化している妄想屋の日々の戯言
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鹿狩りに行って来ましたよ♪
とはいえ私が狩りをするわけではございません。狩猟免許もってませんもの。狩りに同行した、というのが正しいです。しかし!今回無事に獲物がありましたので、私が捌かせて頂きました。
わーい!体験したかったんだ!
そういうわけでそんな話が本日の日記ですので、ナマナマしい鹿と肉の写真が出てきます。苦手な方は閲覧に注意して下さい。むしろ読まないで下さい。ひとによってはグロ注意、程度なんですがダメなひとはダメだと思うので。
平気な方はつづきから。
とはいえ私が狩りをするわけではございません。狩猟免許もってませんもの。狩りに同行した、というのが正しいです。しかし!今回無事に獲物がありましたので、私が捌かせて頂きました。
わーい!体験したかったんだ!
そういうわけでそんな話が本日の日記ですので、ナマナマしい鹿と肉の写真が出てきます。苦手な方は閲覧に注意して下さい。むしろ読まないで下さい。ひとによってはグロ注意、程度なんですがダメなひとはダメだと思うので。
平気な方はつづきから。
鹿狩り顛末。
害獣駆除にあたる今回のニホンジカ狩り、狩猟期間は通年です。とはいえ猟師さんが鉄砲持って山に入っても、遭遇しなければ仕留めることもないわけで…。
だいたい夜行性に近いというか、昼すぎから活動を始めるのだそうです、鹿。
一応午後になってから行動開始。山に入って、水場の辺りで良く見かけるとのことで、まずは登り…。
小さい頃から良く行ってる山なんですが、こんなに周囲に気を配りながら登ったのは初めてだ…!無駄に緊張しましたね。ガサっと鳴ればぴたっと動きを止めてそっちを見ているか…いないか…⁉という張りつめた感じ。
登りでは遭いませんでした。かわりに(笑)下山者に出会って「鹿見かけませんでした?」「あー水場の辺りで4~5頭…」そんな会話をしたのですが、水場まで登っても居らず…。タイミングってやつですね。その下山者さんが鹿みたいにちょっときょとんとした顔つきだったので鹿の化身説が持ち上がる我ら一行(おい)。
山頂には行かず、適当なところで日向ぼっこして時間を調整。そしていざ下山。午後もおやつの時間になって参りました。
峰を回り込む道に差し掛かった時、先頭の猟師さん後続の我々に向かってハンドサイン。前方から何やらガサリと聞こえました。『待て。静かに。獲物がいる』だと読み取りました。息を潜めて動きを止めて。
猟師さん構えて…撃った!
おおう、ッパァーーッンって感じで耳に響くけど思ったより来ない!(※私は自分が花火等見えないところでする打ち出し系の音が苦手なため、前世は見えないところから撃たれて死んだ狸だと思ってます)
もう1発!
そして静寂。
「当たった?」「1頭は…」「もう1頭も向こうに倒れたような…」「そっち見てきます!」
などなど会話しながら鹿を探す我々。私もきょろきょろ…あっ!雪の上に血痕が!
ていうか。
仕留めたか⁉ どこだ! そこか!
獲物は雌のニホンジカでございます。
15時半。獲ったー!
おおおおお…。
ちなみに数十秒ほど息がありました。凄くじっと眺めてしまった(爆)。
仕留めた獲物はその場で解体します。
後ろ足を縛って解体できそうな場所まで持っていきます。
お、重い。
めっちゃ重い。私もがんばって引っ張ったけど、役にたてた気がしない(笑)。
私よりちょっと大きいくらいのサイズでしたかね。体重は鹿の方が重いと思うよ。
吊ったところ。おもて。
吊ったところ。うら。
吊るして捌きますので、ぱっと見で人目につかない所へちょこっと移動。
ここから猟師さんの指導のもと私が鹿を捌きます!目が爛々としてくる私。苦笑する猟師さん。写真を撮りまくる父。カオス。
解体手順としてはまず、皮を剥ぐところから。
雌の鹿ですので乳房のあたりからですね。ナイフを入れてタテに喉元までびっびっと切っていきます。この際に内臓を傷つけないように…薄いような厚いような、微妙な毛皮をびっびっび。切れ目が入ったそこにナイフを寝かせていれて、半透明のねばねば~とした膜を、毛皮を外に引っ張りながら切っていきます。おおおお…毛皮が剥げる…。こうやって剥ぐのか…。
私右利きですので左側はやりやすいんですが、右側はどうも苦手…何度か裏から穴開けました。裏から穴が開くと、毛皮がもさっ(爆)。いやあああ身に毛がつくぅうう。
脚の部分は足首から上、ふくらはぎと腿の部分を剥ぎます。足首のところにぐるりとナイフを入れて、そこから切れ目を入れて剥いでいく。なんか驚くほどするりと剥げるんですよね…。
皮が剥げたぞー♪
今回当たり所が良かったんですよね。脳のあたりに一発入ったらしく、ほぼ即死。口から血が出てたんですが、吊るすために引っ張ってる間にそこそこ抜け、吊るしてから頸動脈切ってたらたらと出て、それで終わり。全体的に綺麗に取れたんです。
だからなのか、思ってたよりも全く抵抗なくむしろノリノリで捌きにかかった私…。
皮が剥げたら次は肉を取ります。まずは脚から。
後脚の片方で吊るしているので、後脚(吊るしてない方)→前脚の順で。後脚は股関節のあたりの骨を手で探り当て、その骨に当てるようにナイフを入れます。筋繊維がどう走ってるかは見れば分かるので、白い筋のところを切って切って外していく…ていうか片脚だけで重っ!!
そうそう、その前に皮を剥いでいない足首部分を取るんでした。皮を剥いだ時に入れたぐるりにそってナイフを突き立てこじって関節を外します。ある程度まで言ったら逆パカしてみたりねじってみたりでどうにかこうにか外す。んぎぎぎぎぎとなりましたら何とか外せました。
前脚までなんとか取ったら、吊るしている後脚に行く前にまずは背ロース部分を取ります。
背ロースは背骨のところからと、肋骨に当ててナイフを入れていきます。美味そうなところをにょろんと取って、背骨の右と左で二本。うん、柔らかそうで良いお肉(ぷにぷにすんな)。
それから鹿の前面に回りまして、肋骨の間にざっくりナイフ。そう、ここから内臓です。とはいえ今回は取ったのは心臓のみ。神棚に捧げるので要るのです。今回の猟師さんは内臓等は山の動物たちに返す主義ですので。
肋骨を開くと肺があり、肺をよけて手を突っ込むと…心臓だ!これ心臓だ!が手に触ります。そう、そして内臓は温かい…!皮を剥いでる時もたびたび温かくておおぅと思ったのですが、内臓の比じゃあない。内臓は温かい。SWでしたっけねえ、吹雪の中死んだ獣の腹掻っ捌いて内臓に入って寒さをしのいでたのって。あれ納得だわー。
心臓は取り出したてはふにゃふにゃしておりましたが、小屋に着くころにはしまって固くなっておりました。
要るものを取り終えたら最後に吊るしてある後脚を外します。…当然、切れたらどさーっと鹿が落ちます(笑)。いっやあ重かったっ!
現場での解体作業は以上。残りは小屋にて…ということで下山。
アタリマエなんですが解体した後可食部の精肉作業ってものがあるんですよねー。というわけでここからはまな板の上で包丁とのお付き合いになります。大得意だね!
肉というのは筋肉ですから筋膜にくるまれてちゃんと各部位に分かれておりまして。それに従ってブロックを分けていく!そして…筋膜を剥くんですが、これが難しいぃ…。まーそういえば私レバーの下ごしらえも苦手だったな…と思いだした次第。
しかしなんとかかんとか肉を分け。調理して食べましたとさ♪
前に取ったもも肉にて作ってもらったボルシチ。
今日取った背ロースは焼肉に。おいしかったでーす!
鹿の肉ってはっきり分かる独特のにおいがあるのですが(ちなみに翌日ふんふん匂い嗅いで「鹿くさい…」と呟きました)、皮を剥いだところからだんだん立ち上ってくるんですよ。で、内臓あけたらますます、ですからそういうもんなんだなと納得。
充実した鹿狩り!でございました☆
害獣駆除にあたる今回のニホンジカ狩り、狩猟期間は通年です。とはいえ猟師さんが鉄砲持って山に入っても、遭遇しなければ仕留めることもないわけで…。
だいたい夜行性に近いというか、昼すぎから活動を始めるのだそうです、鹿。
一応午後になってから行動開始。山に入って、水場の辺りで良く見かけるとのことで、まずは登り…。
小さい頃から良く行ってる山なんですが、こんなに周囲に気を配りながら登ったのは初めてだ…!無駄に緊張しましたね。ガサっと鳴ればぴたっと動きを止めてそっちを見ているか…いないか…⁉という張りつめた感じ。
登りでは遭いませんでした。かわりに(笑)下山者に出会って「鹿見かけませんでした?」「あー水場の辺りで4~5頭…」そんな会話をしたのですが、水場まで登っても居らず…。タイミングってやつですね。その下山者さんが鹿みたいにちょっときょとんとした顔つきだったので鹿の化身説が持ち上がる我ら一行(おい)。
山頂には行かず、適当なところで日向ぼっこして時間を調整。そしていざ下山。午後もおやつの時間になって参りました。
峰を回り込む道に差し掛かった時、先頭の猟師さん後続の我々に向かってハンドサイン。前方から何やらガサリと聞こえました。『待て。静かに。獲物がいる』だと読み取りました。息を潜めて動きを止めて。
猟師さん構えて…撃った!
おおう、ッパァーーッンって感じで耳に響くけど思ったより来ない!(※私は自分が花火等見えないところでする打ち出し系の音が苦手なため、前世は見えないところから撃たれて死んだ狸だと思ってます)
もう1発!
そして静寂。
「当たった?」「1頭は…」「もう1頭も向こうに倒れたような…」「そっち見てきます!」
などなど会話しながら鹿を探す我々。私もきょろきょろ…あっ!雪の上に血痕が!
ていうか。
仕留めたか⁉ どこだ! そこか!
獲物は雌のニホンジカでございます。
15時半。獲ったー!
おおおおお…。
ちなみに数十秒ほど息がありました。凄くじっと眺めてしまった(爆)。
仕留めた獲物はその場で解体します。
後ろ足を縛って解体できそうな場所まで持っていきます。
お、重い。
めっちゃ重い。私もがんばって引っ張ったけど、役にたてた気がしない(笑)。
私よりちょっと大きいくらいのサイズでしたかね。体重は鹿の方が重いと思うよ。
吊ったところ。おもて。
吊ったところ。うら。
吊るして捌きますので、ぱっと見で人目につかない所へちょこっと移動。
ここから猟師さんの指導のもと私が鹿を捌きます!目が爛々としてくる私。苦笑する猟師さん。写真を撮りまくる父。カオス。
解体手順としてはまず、皮を剥ぐところから。
雌の鹿ですので乳房のあたりからですね。ナイフを入れてタテに喉元までびっびっと切っていきます。この際に内臓を傷つけないように…薄いような厚いような、微妙な毛皮をびっびっび。切れ目が入ったそこにナイフを寝かせていれて、半透明のねばねば~とした膜を、毛皮を外に引っ張りながら切っていきます。おおおお…毛皮が剥げる…。こうやって剥ぐのか…。
私右利きですので左側はやりやすいんですが、右側はどうも苦手…何度か裏から穴開けました。裏から穴が開くと、毛皮がもさっ(爆)。いやあああ身に毛がつくぅうう。
脚の部分は足首から上、ふくらはぎと腿の部分を剥ぎます。足首のところにぐるりとナイフを入れて、そこから切れ目を入れて剥いでいく。なんか驚くほどするりと剥げるんですよね…。
皮が剥げたぞー♪
今回当たり所が良かったんですよね。脳のあたりに一発入ったらしく、ほぼ即死。口から血が出てたんですが、吊るすために引っ張ってる間にそこそこ抜け、吊るしてから頸動脈切ってたらたらと出て、それで終わり。全体的に綺麗に取れたんです。
だからなのか、思ってたよりも全く抵抗なくむしろノリノリで捌きにかかった私…。
皮が剥げたら次は肉を取ります。まずは脚から。
後脚の片方で吊るしているので、後脚(吊るしてない方)→前脚の順で。後脚は股関節のあたりの骨を手で探り当て、その骨に当てるようにナイフを入れます。筋繊維がどう走ってるかは見れば分かるので、白い筋のところを切って切って外していく…ていうか片脚だけで重っ!!
そうそう、その前に皮を剥いでいない足首部分を取るんでした。皮を剥いだ時に入れたぐるりにそってナイフを突き立てこじって関節を外します。ある程度まで言ったら逆パカしてみたりねじってみたりでどうにかこうにか外す。んぎぎぎぎぎとなりましたら何とか外せました。
前脚までなんとか取ったら、吊るしている後脚に行く前にまずは背ロース部分を取ります。
背ロースは背骨のところからと、肋骨に当ててナイフを入れていきます。美味そうなところをにょろんと取って、背骨の右と左で二本。うん、柔らかそうで良いお肉(ぷにぷにすんな)。
それから鹿の前面に回りまして、肋骨の間にざっくりナイフ。そう、ここから内臓です。とはいえ今回は取ったのは心臓のみ。神棚に捧げるので要るのです。今回の猟師さんは内臓等は山の動物たちに返す主義ですので。
肋骨を開くと肺があり、肺をよけて手を突っ込むと…心臓だ!これ心臓だ!が手に触ります。そう、そして内臓は温かい…!皮を剥いでる時もたびたび温かくておおぅと思ったのですが、内臓の比じゃあない。内臓は温かい。SWでしたっけねえ、吹雪の中死んだ獣の腹掻っ捌いて内臓に入って寒さをしのいでたのって。あれ納得だわー。
心臓は取り出したてはふにゃふにゃしておりましたが、小屋に着くころにはしまって固くなっておりました。
要るものを取り終えたら最後に吊るしてある後脚を外します。…当然、切れたらどさーっと鹿が落ちます(笑)。いっやあ重かったっ!
現場での解体作業は以上。残りは小屋にて…ということで下山。
アタリマエなんですが解体した後可食部の精肉作業ってものがあるんですよねー。というわけでここからはまな板の上で包丁とのお付き合いになります。大得意だね!
肉というのは筋肉ですから筋膜にくるまれてちゃんと各部位に分かれておりまして。それに従ってブロックを分けていく!そして…筋膜を剥くんですが、これが難しいぃ…。まーそういえば私レバーの下ごしらえも苦手だったな…と思いだした次第。
しかしなんとかかんとか肉を分け。調理して食べましたとさ♪
前に取ったもも肉にて作ってもらったボルシチ。
今日取った背ロースは焼肉に。おいしかったでーす!
鹿の肉ってはっきり分かる独特のにおいがあるのですが(ちなみに翌日ふんふん匂い嗅いで「鹿くさい…」と呟きました)、皮を剥いだところからだんだん立ち上ってくるんですよ。で、内臓あけたらますます、ですからそういうもんなんだなと納得。
充実した鹿狩り!でございました☆
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