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ろめ日々の雑記=すなわちその日どんなネタを考えていたか、と化している妄想屋の日々の戯言



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 ロミジュリ祭りしてました。(予告通り)

 とりあえずプル版(プレスギュルヴィック氏版)好きなのは曲の良さもさることながら、キャラ造形がなんかいちいちツボだからだよなあ、と確信したいちにち。私原作で全然好きじゃないんだぜ、ベンちゃん(※ベンヴォーリオ)。シェイクスピア原作読んでて「こいつイイヤツ!好きィイイ!」って思ったのは後にも先にもハムレットのホレーシオだけです。で、プル版のベンちゃんってホレーシオみたいな子なんだぜ。そら好きだわ。あー、アタマの語りがベンちゃんだったら余計ツボったのになあ。そうしてないからなあ。……そうなのよね、私、語り手好きなのよね。

 配役表も歌分けも構成もがっつりリストにしたので(笑)仏再演版のCDを曲順にして聞いてみたりとか。もくもく妄想したりとか。身体はまったくグッタリしておりましたが脳味噌元気な一日でありました。

 あとやっとこさ星版見たらさー。やっぱジェンヌって芸風の違いがもろ出るところが再演の愉しみ方よねーとか思ったりします。まあ、梅芸と本公演っつーことで単純比較はできないんですが…で、今度こそティボルトはソロみっつかつ銀橋も渡ってくれるのよね?とかモヤっとしたり。

 原作読み返したらまったく好きな話じゃなかったあたり、なんでしょうねこのプル版ダイスキ!な感じ。違いはもうかなりたくさんありますが「どっちかっていうとWSS」っていう意見も間違ってはない、のかな。WSSよりプル版が好きだけど。あと地味に死者が減ってるんですがより深刻な話になってる辺り、なんでしょうね。まあシェイクスピアは死ぬ時超あっさりかめっちゃくどいかどっちかですが(笑)。

 話に…っていうよりもキャラ造形に一番影響を与えてるのは、ウィキにも書いてありますけど、「秘密結婚」が「秘密でない」ってとこですかね。正々堂々結婚した。だからロミオもジュリエットも正々堂々「結婚したんだから!」ってたたかってるわけで。乳母は原作で変節してるけど、原作では後半出番ゼロ子なベンちゃんが変節して(乳母と逆の意味で)、しかし結果がああなっちゃう上に生き残るあたりもうなんだか…!だからベンちゃん好きだーっ。ベンちゃんは始終マーさん(※マーキューシオ)とつるんでるんですけど、この話なんかこうプル版観ててすげー思うのは、大公の身内(=家は中立)なマーさんが死んで、モンタギューの身内(=対立する家の出身)なベンちゃんが生き残るのが…!そんで→中立→和解って行くのが…!マーさんもマーさんでね、原作読んでるとこいつがまた物凄いお喋りさんなので最期の言葉をうっかり逃すんだけど、そうこの子は大公家の子だからそういう台詞が吐けるわけで…とか考えてて楽しいことこの上ないです。っつかマーさんはなんでそんなロミオ側!ってなってんだろうなあ。気にしてないのか。仲良しさんか。幼なじみか。家は知らんか。よしわかった真の「粗忽者」はお前だマーさん…!いやあなんか違和感があるんだよロレンス神父の言う「粗忽者のベンヴォーリオ」「女ったらしのマーキューシオ」に…。いや、マーさんが女ったらしかどうかはどうでも良いが(良いのかよ)(爆)、ベンちゃんに粗忽者…おっちょこちょい、早合点、お調子者がどうにも納得が…いかんのだ。涼氏にせよ未涼氏にせよ浦井氏にせよどのベンちゃんも全く「粗忽者」っぽいところ、ないんだもの。てかねえ、仲裁しまくる奴は粗忽者ではないよ。ジュリエットだって、ホントのこと知ってる神父サマ以外には誰がどう見たって「死んでる」んだしさ。

 うん、やっぱ脚本起こそ。

 てなわけでとりあえずベンちゃんの配役がすげー気になる感じで月版は楽しみです。ジェンヌの芸風違いってほんと面白い。面白すぎる…。
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