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ろめ日々の雑記=すなわちその日どんなネタを考えていたか、と化している妄想屋の日々の戯言



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 落乱の新刊が出たよー☆プロ忍復習そして1は!1はっ!!1は好きにはたまらない。実は会計好きにもたまらないのかもしんない。とりあえず、陣左と尊ちゃんの関係が大好きだ。土井先生…土井先生~~~っ!!(笑)

 1はが1はらしくて楽しすぎる。いいよなあ。ああもう、11人全員可愛すぎっ!夢前行者と来たら(笑)。今回も思ったんですけど…6年生自習疑惑…。ヒマなの? ヒマなのね? そこらへん妄想しちゃうんだからね?そして庄ちゃんと庄二郎は両親どっち似か半明しました。いやはや。

 なーんて、楽しく室町に思考飛ばしてらんない昨夜のビック・バン。

 やばいです。私の脳内がやばいピヨリ具合です。ってなわけで以下語り。あ、室町にお題更新しときましたあ。

 じわじわ読んでたらフィンゴンとマエズロスは「近親の同性に恋をしたら死ぬ」の体現とあって、死ぬほど笑った。そうだよな、その通りだよあの勇敢氏は。あの原罪カップル主軸構造で考えて行くとなんか若干フィンゴルフィンとフィンゴンが浮いている気がするんですが…フィンゴルフィンは横恋慕ポジションでいいのかな。フェアノールの対っていうか、対抗?成立したらここだって原罪ですけどね。フィンウェさんは父ですからねえ。

 シルマリル=おたから(手を出せない=出してはいけないヒロイン)←執着するヒーロー図式であるとしてー、フィンゴルフィンはともかく、フィンゴンは驚くほど赤毛の従兄にしか執着してませんね。まあ鷲に乗るカップルのモトだからそれでいいんだけどさ。普通に読んでちょっと引くくらいの愛の発露だしなあ…。ほら、フェアノールがファザコンだって(この言葉で片付かないほどなわけですけど)読者すべてが否定できないのと同じように、マエズロスとフィンゴンって「お前ら絶対友情じゃない」な仲なわけで。

 頭ごっちゃになってきた…。いや、かなりスッキリ☆なんですけど。そうなのよそう言いたかったのよ!的な。しかーし、私やっぱり創作者なもんで、創作で消化したいというか、論にしてももっとくだけたいというか(学会で絶対に認められないレベルの論が好き…つまり、語り?)。あーあーさらにくだきつつ、解説しつつ納得しつつツッコミ入れたい!や、……やってもいいかな?いいよね!えっらい遅筆なんでじーわじーわじりじりになりますけど、ろめの読者なら慣れてるはずだ!(おい)……浮気中だしね(爆)。

 雑感としてフィンゴンとマエズロスについてはぶつぶつ言っておこう。「近親の同性に恋をしたら死ぬ」そうだその通りだ。しかしそれだけではあんまりにあんまりではないか(いや裏の(真の)テキストはそうなってるってだけだからね!?)。あの図式で見た時になんかフィンゴンが浮いてるってことは、きっとちょっと違う図式、っていうか違う構造の中にいるんだよフィンゴンは。第2紀への伏線とかさー。だって結局は発表する時にああいう時の流れになったわけで、そしたらシルマリルリオンから指輪物語へシフトするためのジョイント的な存在でいいじゃん。マエズロスが表向きの「シルマリルをモルゴス(に代表される「我ら以外」)から取り返す」役を担っている、そして限りなく外枠の「作者≒ヴァラ」に近いマグロールよりも物語内の主役で、かつ全体の収拾をよろしく!な役を任されている……どっかで愛の構造を仕込みたくなるじゃん。可哀想じゃんマエズロス。フィンゴンのひとりやふたりいるがいいよ(ふたりいたら怖いよ…勇敢君…)。

 読んで解釈・論展開。これって研究者の仕事。その解釈に基づいて心の動きを描き出す。これ創作者の仕事。「満たされない愛情を抱えたフェアノールが、自分だけのものとして愛でられるフィンウェの代替品としてシルマリルを作った」を解釈するのが論の仕事。創作の仕事はそこから「ではなぜフェアノールは満たされない愛を抱えるはめに陥ったのか、その原因であるフィンウェの思惑は!?」を紡ぐこと(なんか週刊誌の見出しっぽいな…)。そーゆーことだ。いくら論じても「なぜ/何を思って」そうしたか、っていうのは、創作的妄想をフル回転させて、各々の解釈で物語にするしかない。原作に逐一「こういうこと考えて」「こう言って」「こうした」って書いてあるわけじゃないから。読みこんで読みこんで解釈して、創作で表す!これぞ二次創作。ウチの「コール」じゃないですけど「事実を知り、真実をあらわせ」ですよ。原作の解釈を独自の創作で見せる。楽しいッ!

 ちなみにフィンウェ=シルマリル説には諸手を上げて賛同でございます。ほらー、前に私「もしシルマリルリオンがタカラヅカの舞台化したら妄想」で「ショーなら確実に《シルマリル》(擬人化)がいて、それはやるんならフィンウェさんをやる役者と同じ役者であるべきだ」論展開しましたし(笑)。私の解釈としては4年前からなんだかんだ言ってる通り、「シルマリルを取り返しにノルドールがアマンを飛び出すのは、フィンウェが殺されたからだ」なんですよね。シルマリルが盗られても、二つの木が枯れても、フィンウェが生きてさえいれば、フェアノールが演説をすることもなく、ノルドールは分裂せず、そもそもアマンを出て行こう(そして実行に移そう)とは考えないでしょう。フィンウェの引力は、ことフェアノールに対してはもうビックリの強さです。いや…ノルドール全体か?……つか…ヴァラも甘すぎるだろう…。あいつ本当にヒロインだな…。

 えーと、逆に言うならば。「フィンウェが殺された後」の世界では、シルマリルだけが「フィンウェが生きている世界」を取り戻す(ことが出来るかもしれない)唯一の手段である、と。フェアノールにとってはフィンウェさんですけど、他のノルドにとっては「幸せであったあの時代」ですね。真昼の時代ってかー。これに関してはブラガのカース・オブ・フェアノール聞いた時にすんごく思ったんですけどね、「勝利が事実を変えるかもしれない」このフレーズですよ。や、「シルマリルを取り戻したら光が戻るかも」文脈だとは思うんですけど、これがフェアノールの歌であることを考えると「シルマリルを取り戻したらフィンウェが死んだことがなかったことになるかも」…勝利「シルマリル奪還」が事実「フィンウェが殺されてしまった」を変えるかもしれないと…そんなことを思ってもいいのじゃないでしょうか。

 つか、こういう語りをまとめるために私はまさかのフィンウェさん部屋を作った筈なんだが、相も変わらず日記で語るアホウ。と、とりあえずログだけ出しとく?あとでじっくり語る?語るほど考えてるけど、分かりやすく編集する(論立てする)時間が…時間がああ…。あー仕事時間変わらないで一日が48時間あればいいのに。それか週休4日制。どんだけ仕事しない気。

 まあしかし、じっくり読んだとはとても言えないざざっと読みぶりですけど(どきどきしすぎて)、教授世界を理解するには、カトリック教義の素養が必要かもなーとか思いました。特に原罪意識とかね。聖書も読んだけど、それ以上に世界各国・古今東西の神話・歴史・昔話は読み過ぎた。そしてこの宗教文化大吸収・独自消化でこれどうだ!の日本人ですよ。ピンと来るわけがない。理解できるけどわからない。

 ………でもな、創作の根幹は理性で制御された「うわああ!」であるべきだし。(「萌え」っつーかさあ、表現するなら「うわああ!」とか「とめどなくこみあげる衝動」とかそんなんだけど…「ツボった」とか…。いや、それ含んでいい言葉だと思うけどさ「萌え」。なんかちょっとイメージが違うんだ…)てことは、理解できてればいいような?

 一番の問題点は、そんな私が書くがゆえに、ろめのフィンウェさんには原罪意識はカケラもないってことなんだ。ろめのフィンウェさんにあるのは「外からやってはいけないと決められたことを破ったことに対する罪の意識」ではなく!「心ではありえない相手との、予想外の身体の相性の良さから来る「自分」という存在の消滅にからんだ、自己の二律背反」なんだ。気持ち良すぎてフッ飛びそうなのが自分として許せないっていう。言ったでしょ、うちの右のひとはプライドすげー高くてめんどくさいよって。

 まーなー。近親とはいかんと言うのはろめのフィンウェさんは身を持って知っているんだがなぁ…。それは「近親とこどもを作ってはいけない」になってるわけで、てことは同性近親はどうかっていうと、アリなんじゃねって、そっちに行った時点で全くもう意味がなかったつーか。だってさあ。ミーリエルがさあ。ミーリエルが去ってフィンウェさんがそれを受け入れざるを得なかった理由と、それと絡んでるような違うようなな「好きになられる前に愛した相手」への愛だろ…。ああんもうぞっこん部屋とっとと作る!

 ああ…ネタメモどーこいったーっ(ちゃんと考えたのに忘れちゃったよ)。
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読んでくださってありがとうございます
こんばんわ。お読みになって下さった文章の、ブログの方の執筆者です。
我ながら要領を得ない文章ですが、気に入ってくださったようで何よりです。実はマイズロスとフィンゴンについては今日下のエントリー二つに加筆しましたので、よろしければご覧になって下さい。
http://atanatari.exblog.jp/11214332/
http://atanatari.exblog.jp/11324103/
まだまだ執筆途中のカテゴリーが埋まってもいませんが、気長にお付き合いいただければ幸いです。ありがとうございました。
atanatari URL 2010/11/17(Wed)21:55:36 Edit
こちらこそありがとうございます!
私がご挨拶にうかがうべきなのでしょうが…小心者なのでこちらで失礼いたします。
あー、なるほど!
とまたもパソコンの前で手ぽんぽんしてます。私は論も何も思いついたままでに喋って終了!ですのであっちゃこっちゃに話が飛んでしまいます。理論ってウツクシイ。
トールキン教授の作品と付き合うには気長が肝心と思っておりますので…楽しみにのんびり待っております。
我が家は益体もない語りばっかりですが、よろしければまたどうぞお越しください。
(検索避けしてないからなあ。死ぬほど引っかかるんだよなーここ)
悠樹 2010/11/17(Wed)23:15:33 Edit
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