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ろめ日々の雑記=すなわちその日どんなネタを考えていたか、と化している妄想屋の日々の戯言



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 ゼミ誌ができました。

 のは良いんですけど。

 …………やはり私の書く文章というのは純文学よりも勿論エンターテイメントに向かっていて、そりゃ目指してるのがそっちの方向だからいいんだけども、「………」「―――」問題はこれですよ。リーダーとダッシュ。

 今年のゼミは(来年のゼミでもあるのですけど)14人。で、14人のうち10人が小説を書いています。もちろん短編でございます。それで、ゼミ誌の頭からずんずん読んでいきますと、自分の文章に泣きたくなりまして。どっちかっていうと「ううう気持ち悪い」という感情で(爆)。

 というのも、皆さん、台詞にリーダーやダッシュをほとんど使わないのですよね。チクショウあんたら!純文学畑か!?

 いえ、分かっております。純文学だからといってリーダーやダッシュは使いますし、エンターテイメントだからといってリーダーやダッシュを使わずに文章を書くことなど造作もないのです。…ええ。

 しかしですね、地の文はともかくも、台詞。台詞…。はぁ…(喋る前に疲れている)(いや待て主張の前に疲れ果ててどうする)。ええと。台詞でダッシュやリーダーを使わないのは私にはかなり辛い。というかとても辛い。全面禁止されたら泣く。間違いなく泣く。…えっと(ごそごそ)。でもキャラによってはどうにかなるんです。それは分かってるんです。だってほらアウレの一言SSとか出来てますよ?

 使う使わないというより使い方の問題ですね。自覚はあるんですがやめられない。例えば…えーとなんだ…。
「わたしは、…こんなにあの方が愛しいのが不思議でならない」
 ここのね。↑ここ。
「なんたらかんたら、……」という読点の後にリーダーとかダッシュとか続くリズム。これが私の文はきっぱり多い。で、たまに自分で見て「うげー」と思う。

 文章って、黙読だと等速で読むんだそうです。音読だと緩急あるんでしょうが、句点読点ない文章だとまったく同じリズムで延々と。……っつーことはですよ?文章で、とりわけ小説の台詞で、その登場人物が喋ってる感を出そうと思いましたら、ダッシュやリーダーを駆使するのは当たり前なのではないかと思うわけですよ。物凄い勢いでまくしたててたら句点読点打たないものだと思うわけですよ。そして私は、台詞を書くときにはその台詞をそのキャラが脳内で言っている、その息のリズムやら間やらを表現したいと思ってるわけです。だからたまに気持ち悪くなるけど…。

 例えば『天下夢上』でマエズロスが言ってる、「恋文な時点で相当間違ってるけどそうか手紙を人の背中に貼るのが最近の流行なわけかそれは寡聞にして知りませんで申し訳ございませんでしたねそれとも海の都の流行ですかエアルウェンに聞いてみましょうかぁ~?」とかは「エアルウェンに~」辺りまでは暗く冷たく等速にしかし口を挟む隙を与えずに滔々と言っておいて、「エアルウェンに~」あたりでこう笑ってるけど怒ってるぞ感をにじませつつ最後の「かぁ~?」で鼻で笑う感じ。とか考えてるっていうか、私の脳内でマエズロスがそういうふうに言うんですよ。それが聞こえちゃったら文章として具現化する時にはそれに沿って書きたい。という。勿論そこに状況描写や暗喩や直喩を交えて書く、というのがモノカキの作業なわけではございますが。

 私は一時期芝居畑にいたもので(そして今も観劇は大好きです)、その時言われた「台詞は自分の息のリズムで読みなさい」これが頭にしぶとく根強く残っているのです。そうか、息のリズムか!と。…つまり肺活量?(笑)その論理でいくとマグロールとかさぞや息の長いひとだろうなぁ。個人的には途中で息継ぎをあまりしないのはマエズロスなんですがね。

 やっぱり答えは出ているな。どう言われても変えられないよ、文体。あっははは。

 それはそれとして、最近サイト関連では楽しい嬉しい素敵なことばっかりです。ああ、幸せ。…しかしそう言ってないであれやこれや書かなくちゃ。いやもう本当ネタばっかりぽんぽん思いつくんです、後はまとめるだけ!ここでがんばるのが来年の卒論への第一歩(卒論どれだけ気合入れる気!?)(つーかその前に就職でしょう君!)。

 へこんだり舞い上がったり忙しいですが、明日はおやすみだ!わーい!学校好きだし勉学楽しいからいいんですけど、さすがに教職がたてこんだり、授業終了と共に「ノート見せて貸して」とむらがられるとチクショウ商売しとけば良かったぜ、と思うこともしばしば。…皆寝ないでノートくらい取れや…。しかし、私のノート取り技は実は授業中の内職で鍛えられたのだというのは誰も知るまい(爆)。授業中に内職してないことなんてほとんどないんだ。ちっちゃいノートに物凄く字を連ねているのだ。それとノート取り同時進行で、鍛えられちゃったよ。もう口述筆記も黒板にいかにたくさん書かれようとついていけますとも!(あまり威張れない)……おしゃべりだからなぁ(笑)。

 さてでは色々あれこれ楽しく片付けに突入ー!……説明文ってどうやって纏めるんだっけ…。どうせこんな感じの語りだからいいのかそうなのか。ん、ん、ん。

 ………そうか、ナーモはまるで癒し系ではないんだな。だからニエンナが来るんだそうなんだ。

 ちなみに言語学のレポートは無事出しましたよ!「あしながおじさん」から始まって「指輪物語」に触れる「翻訳とは」って感じのレポートを。
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