あのひと祭りっ

　なにって、壮氏まつり。今公演観たらあんまりにも楽しかったのでついうっかり壮氏まつり。壮一帆・今ちょっと見返したい演技を観ようの会。ちょうど餃子パーティーするので一緒に語れる方を呼んでましたし！ということで実家で久々にDVDとか観まくり生活をしてみました。

　私、ハマるタカラジェンヌに３つ枠がありまして(爆)。大体において「お前どーしてそれでハマる!?」みたいな微妙なところで認識して「好き！」ってなるんですけど。

　そのいち、本命枠。
　もうなんかどこが好きとかこれがいいとかわりと問答無用、何やってても好き。カッコイイ時とか姿見るだけで口開いて何も言えなくなるとか、妙なはじらいなるものがこみ上げて顔まっか、とかそういう乙女な反応をしてしまう方。
　和央ようか氏には「雪之丞変化」の弁公でハマりました。
　大空祐飛氏には「から騒ぎ」のブルースくんでハマりました。
　……改めて何でハマってんだろう。私。

　そのに、別格枠。
　このひとのイイ仕事がたまらなく好きだ、というひと。だいたいきっかけは覚えてません(笑)。認識してた。うん。で、芝居で「イイ仕事してるぅ～っ！」としびれる方々。ガイチ君とかまっつとか。うまいッ。って思う人ですなあ。だいたい。

　そのさん、ネタ枠。
　ネタ？ネタです。いやもうこれ実は妄想枠とか萌え枠って命名した方がいいのかもしれない…(笑)。大体においてオモロです。妄想が止まらない感じです。ニヤニヤしちゃうの。好きだよ(笑)な感じ。

　そんなネタ枠に堂々といらっしゃるのが私にとって壮一帆氏です。たまんねえ！だいすきだ！ときめきとは違うんだが…いやある意味ときめいてはいるが…(爆)。

　壮氏を認識したのは組替えして新公初主演した時。確かスターの小部屋で映像観て、へ～中国もの似合うな～ちゃんとかっこいいな～とかそういうこと思ったのが初認識。当時花組はテキトーに見ていたので生ではぜんぜん認識してない(笑)。んで…次の年に雪組トリプル主演ホップスコッチを観に行ったのが完全認識のはじまりはじまり。インディアンの酋長頭飾りを冷静な顔で被りこなしていた姿にココロ打ち抜かれました。何あのひとオモシロイ。

　私の中に壮一帆氏＝クールな顔してヘンな奴。認識が定着してしばらく。やってきたのがつっくん。月読役です。私、日本神話扱うなら確実に月読に肩入れしちゃうくらい記述のないアイツ好き。そんなアイツをオモロな壮氏がやる。あらあらあら。しかもこの月読がたまらないブラコンでへたれな役だった…私の中に壮一帆氏＝へたれが定着する(笑)。

　で、このへたれはえっらいスーツが似合う。たまらなくリーマン。そんな壮氏は税理士協会の宣伝ポスターのキャラクター(っていうのか？)をつとめていたことすらある…いやもう、大阪行って「確定申告」って書いてあるポスターにまじめな顔した壮氏がいた日にゃあ…。腹がっ、腹がよじれるっ。

　本人いたってまじめ。かつかなり冷静に分析して芝居をするタイプ。さらに常に全力勝負、でもクール(なんか矛盾してないか？)。で、そこはかとなく漂うへたれ臭。かつわりと見せてくるキャラがドＳ。で、頭良さそう。ていうか頭良すぎて失敗してる感じの役が多い。もはや姿を見るだけで私笑み崩れてしまうレベル。もーダイスキ。期待を裏切らない全力勝負っぷりがダイスキで仕方ない。好きだ！好きだああああ！！立ってるだけでなんかスカしてて、そのスカしっぷりから何故かへたれ感が漂ってくるのが好きだああ！！もうきっと今なら私「諸君、私は壮一帆が好きだ」が作れてしまう…っ。え、やっちゃう？

　壮氏の芸風はＭじゃないんだよ。ドＳへたれだよ。こないだも立派にドＳへたれな劉邦だったではないか！

　……まあ、そんなわけで壮氏まつりをしたのですよ、主に最近の花組時代中心に。そしたらどうだ、途中から真飛氏まつりの様相を呈してきたんだよ。なんかな、多かったんだよ真飛×壮がよお…。そう観えるのから今回のように公式まで(爆)。

　ってなわけでまつりが終わってみればＢＬ妄想をしてみような壮氏まつりだったような気がしてならないさ。しかも真飛氏のトップ最初って大空氏もいたりするのよ。何これ誰得、俺得か。そうかそうか。

　てーわけで黒蜥蜴のＢＳ撮りのしびれるカメラワークな波越警部のプロポーズとか、メランコリック・ジゴロの冷たくてへたれなスタンとか、愛と死のアラビアこれもある意味で公式だったトゥスンとか、太王四神記の中二病の抜けない大長老とか観てニヤニヤしましたわよ。あー楽しかったっ。ていうか花組の太王四神記は大きな意味で「きょうだいげんか」だったのに落ち着きましたよファザコン・タムドクとマザコン・ホゲのきょうだいげんかね。それは取りも直さずお互いの父と母の兄妹喧嘩だったということで。はっはっはー。