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ろめ日々の雑記=すなわちその日どんなネタを考えていたか、と化している妄想屋の日々の戯言



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 あの…ジェラルド・キャリエールさんにお会いしたいのですが…

 ってチケットカウンターに駆けこんで、キャリエールならさっきクビになった(当日・立ち観共に完売)って言われて、しかしながらなんぞと手を尽くしてなぜか開演時間にはお目当ての2階下手に座っていたりするワタクシ(笑)。今日は突発的キャリエールさんビューで(つまり、オペラ上げっぱなしか下げっぱなし)しか(ゲフゲフ)……ガン観してきました。もうほら、DVDには絶対入らないあんな顔やそんな顔やこんな動作を舐めるように観てきました。気合入りすぎだっちゅうねん。

 んで、20日過ぎましたので役替わりしてたりしまして。ううむ、こっちの方がいいかも?ってのは、主に華形氏の若キャリエールがえっらい良かったからなんですけど。いやあ良かった。良い演技で嫌な顔してくれた(はい?)。私、華形氏→壮氏へのキャリエールさんの変遷ならよくわかるわー。うん、こういうひとなんだと思う。

 壮氏ってさ、寵児とか蕩児とか言われそうな社交界でブイブイ言わせてそうな雰囲気持ってるくせになんか挫折してるよね。…あ、バットマン?はいすいません、ちょっと今度出るライバル&ヴィランってCDがかなり欲しかったのが頭に引っかかってました…ええと。ですから壮氏のキャリエールさんは社交がそつない。そつないのに、なんかやっぱり陰鬱としてまして、そんで美形(あれなんかズレてる)。今日はほらキャリエールさんビューなんで、あー美人ーとか思いながらじっくり観てたわけで。

 そんな美人な壮氏は無闇に演技が細かいです。特に眼。2階席からだと、ちょっと観えない(笑)。んでもって油断ならねえ!だってこのキャリエールさんはファントムを殺そうと思ってる、ていうかいつ殺さなきゃならないかを考えてる。正に台詞通り油断のならないジェラルド・キャリエール!もう深読みしたら果てしなく出来そうだし、真意がわかるような分からないような…なんだろう、歴代で一番リアルに考えすぎちゃったがゆえに臆病+意気地なし+頑固とかいう謎なことになったんだなあ?

 あとファントムのアリエッティ疑惑とか、っていうのはそら自分でもひとと会っちゃいけない・顔見せちゃいけないはあったでしょうけど、あのキャリエールさんそらもーちっちゃい頃に絶対に「ひとに見られてはいけない」とか教えてそーで、それなんてアリエッティ(笑)。

 2幕冒頭の言い争い台詞が変わったことによってなんかファントムが素直駄々っ子度が増してる、気がするのに鉄壁のキャリエールさんだもんな…。いやそこは甘えさせてやろうぜって思うんだけど、そこで甘えを許さないあたりがあのひとの強さでありどうしようもなく臆病なところでもある。むう。いやその子、あなたに甘えたい(甘えてる)だけなんだけどね?

 銃を取るのが「こんな危ないもの持ってちゃいけません(めっ)」なのか「もう私が来たから安心しなさい」なのか「(相手の武装解除&自分の護身的に)武器は持ってないと…」なのか判然としないんですが、まあ、全部、とか言われても納得いくあたりがあの人の絶妙なさじ加減。しかもそれで銃の存在を途中まで完全に忘れ去ってるあたりが本気であの人クオリティ。思いだしてからも実に好みの重箱の隅演技。ああ、ガン観って楽しい(爆)。ああこれで9月までがんばれそう。

 そしてここまで逆側をインプットしたからには…何か…動くはずだーっ。
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